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2017/11/15

縮毛矯正はクセが出てきた根元をかけて(リタッチ)、ダメージを最小限に

加工用3.jpg

お久しぶりです、メリーフヘアーの岩澤です。

今回は縮毛矯正のお客様です。

 

 

今回の縮毛矯正はこんなところに気を付けました。

  • ダメージを最小限にするために現状のチェック
  • クセがしっかり伸びる薬剤選定
  • くせの強弱による施術の違い
  • ダメージ具合にあったアイロン操作

 

今回のお客様は前回の縮毛矯正から、10ヶ月経っていた状態でした。

IMG_7873.JPG

根元がかなりクセ出てきているのが分かります。

 

 

ダメージを最小限にするために現状のチェック

縮毛矯正はサロンの中でも強めの薬を使います。

 

薬を使う場所を最小限にしてあげることで、持ちのイイ縮毛矯正をかけることが出来ます。

 

今回のお客様の現状をチェックしました。

10ヶ月前にかけた所が、ストレートの状態をキープ出来ていることが確認できました。

縮毛矯正3.png

 

 

こんな場合

 

毛先のストレートの部分はトリートメント処理のみ行います。

縮毛矯正の薬は一切使わずに施術をしていきます。

 

根元のクセが出てきている部分はコスメ縮毛矯正剤とアイロン操作で施術を行います。

 

このような感じで今回の施術内容が決まりました。

 

縮毛矯正は毎回根元から毛先まで薬を塗らない

縮毛矯正の場合は毎回ストレートをかけるとよりツヤツヤになることはありません。

 

逆にダメージが進んでパサつきが出てきて、ご自宅でのスタイリング(ブロー)がやりにくくなってしまいます。

 

前回の縮毛矯正が残っていない場合は髪の毛全体にかける場合もあります。

 

基本的に縮毛矯正を継続的にされている方はリタッチ(根元の伸びてきた部分だけ)を縮毛矯正する事をオススメしています。

そうすることでストレートをずっとキープでき、持ちのイイ縮毛矯正を仕上げることが出来るんです。

 

縮毛矯正1.png

今回のお客様は上のくせ部分を縮毛矯正の薬で伸ばしていきます。

下のストレートの部分はトリートメント処理のみの施術をしていきます。

 

 

 

クセがしっかり伸びる薬剤選定

 

施術をするときに髪のクセをみて、クセがしっかり伸びる薬剤選定も大事な仕事です。

 

適切な時間で髪に浸透してクセが伸びるようにしていくために、数あるストレートの薬からベストな薬を使っていきます。

(メリーフヘアーは強い薬から弱い薬まで7種類の薬剤を使い分けています。)

 

その時に大事なのが、クセが出てきている髪の部分のダメージ具合です。

 

  • カラーを頻繁にされている髪
  • バージン毛
  • アイロンを毎日している髪

などで薬剤選定は変わります。

 

最近はカラーをされている方が多くバージン毛は少なくなってきています。そんなカラーダメージ具合を見ながら、触りながら薬を選びます。

 

コスメ縮毛矯正剤は化粧品登録で、カラー毛のくせ毛にダメージが少なく施術できるようになりました。

 

ダメージ毛に強い薬を使うとピンピンして自然なストレートになりません。 

 

クセの強弱による施術の違い

 

人それぞれクセが違うのもあるのですが、生えている場所によってもクセの強さが違ったりします。

 

一般的に

  • 前髪
  • もみあげ
  • 襟足
  • つむじ周り

が、クセの強い場所だと思います。

 

そのクセの強弱で施術を細かく変えて均等に伸びるようにしています。

 

 

今回のお客様は後頭部が一番クセの強い場所でした

めくってみると

IMG_7875.JPG

内側のクセはかなり曲者になってます。

 

表面だけではわからない所までしっかり観察して

 

  • 薬の塗り分け
  • アイロンの温度を変える
  • アイロンスルーする時間を変える

と、場所によって施術を変えています。

 

今回は根元の伸びてきたくせ部分なで、薬剤は同じ配合にしました。

 

アイロン温度とアイロンスルーの時間で差を作り、内側の強いクセもストレートにしていきました。

 

 

薬剤の塗布は繊細な技術

薬の塗布時は、根元部分とストレートになっている部分の境目をしっかり塗ります。

 

境目をキレイに塗ることで、キレイなストレートを作ることが出来ます。

 

クセの部分にクリーム状の薬を塗っていくので均等に塗るのがまた難しい作業なんです。

経験が必要な技術です。(腕の見せ所)

 

 

ダメージ具合にあったアイロン操作

 

塗布した薬を反応させて流した後は、乾かしてアイロン操作に移ります。

 

アイロンは適切な温度が重要です。

 

この温度やアイロンを入れる時間が低かったり早かったりするとクセが十分に伸びてくれません。

 

逆に必要以上に温度を上げたり、アイロンを入れる時間が長すぎるとクセが伸びるどころか傷んでしまいます。

 

適切な温度やアイロンの時間はクセの状況で判断していくので、全員同じではありません。

 

 

同じ美容院に通うメリット

 

今回のお客様は前回もメリーフヘアーで縮毛矯正をされているので、そのクセの伸び具合はカルテに書いてあります。

 

同じサロンに通うと1回目の施術の結果を踏まえて2回目の施術をします。

 

1回目の施術が90%の出来栄えなら2回目は100%に近い完成度で仕上げることが出来ます。

 

カットやカラー、縮毛矯正などお客様の髪の特徴がわかればわかるほど理想の髪型に近づきます。

 

そのクオリティーはわかりにくい微妙な差ですが、その差がご自宅での髪の扱いやすさにつながるんです。

 

アイロンを終わらせて薬を塗ったら流して乾かすだけです。

仕上がりはこんな感じで。

IMG_7877.JPG

 

ストレートにするとツヤが出やすくなります

 

もちろん扱いやすくなります。

扱いやすい髪をキープするのに流さないトリートメント(オイルタイプ)でケアがおすすめです。

 

毛先も傷みにくくストレートがキープしやすくなります。

 

内側のクセの強い部分もアイロンコントロールでしっかり伸ばしました。

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今回はリタッチストレートなので毛先はダメージはゼロ

 

根元もしっかり伸ばすことが出来たので、このままキープして、半年一回の縮毛矯正で乗り切れるとだいぶ楽ですよね(笑)

 

無理に毎回根元から毛先まで薬を付けるのではダメージがかなり進んでしまいます。

 

なるべくリタッチ縮毛矯正でケアしていくのがベストだと思います。

 

縮毛矯正をかけるタイミングは、

 

  • クセの強い方は4ヶ月ペース
  • クセの弱い方は6ヶ月ペース

 

気になるタイミングは人それぞれですが、クセ毛の方は梅雨前は確実に縮毛矯正をかけるイメージですね。

IMG_7878.JPG

 

今回のまとめ

  • 髪の現状のチェック大事です
  • 伸びる薬剤選定も大事です
  • くせの強弱による施術のコントロール
  • アイロン操作も大事です

全部大事でした(笑)

 

湘南台で縮毛矯正ストレートはメリーフヘアーにお任せ下さい。