こんにちはメリーフヘアーの岩澤です。
メリーフヘアーのサロンの特徴に女性の比率が高い事がありますが、今回はその女性のお客様のメニュー、学ぶ項目、【アップ、アレンジ】について書いていこうと思います。
アップアレンジで女性スタイルのバランスを学ぶ
床屋さんで働くと一生求められることのない技術に女性のアップ、アレンジがあります。
成人式や結婚式に出席、七五三や夏祭りなどの時など女性の節目の時にする事の多いアップやアレンジ。
女性の顧客が多いと必然的に求められる技術です。
そのアップやアレンジは女性のカットなどスタイル作りのためのバランス感覚を磨くのにとっても重要な技術なんです。
アップが上手くなれば、カットも上手くなるし、カットが上手ならアップやアレンジも上手なはず。
とにかく学ぶ価値ありです。
女性のアレンジはバランスとテクスチャーを学ぶのに適した技術
アレンジやアップの基本は
- ・髪を止める
- ・TPO
- ・バランス
- ・テクスチャー
この四つです。
この四つの中で特にバランスとテクスチャーをみがくことで女性のカットなど総合的な技術アップにつながります。
髪を止める技術は基本のキ。
ゴムやピンを使ってテンションをかけて一日崩れないアップを作っていきます。
スプレーなどの整髪料に頼り過ぎない基本を学びます。
ピンうちはテンションのかかる場所にテンションのかかっている毛束を少量つまむことでお客様も痛くないアップを作ることが出来ます。
TPOはお客様の行く場所に最適な髪型を提供することです。
結婚式なら華やかに髪を飾りますし、夏祭りならカジュアルにラフに作っていきます。
場所と服装と、立場と、いろいろなことを考えながら髪を作っていきます。
浴衣ならかっちり決めるよりラフにアレンジが似合いますよね。
バランスはTPOのは他、その人の顔の形や輪郭、首の長さ、など頭の形に合わせて作ることです。
同じアップ、アレンジスタイルでも頭の形や髪質が違えばアプローチは変わってきます。
そのバランス感覚は髪型を俯瞰してみる技術が養われます。(特に写真などを撮ると自分の作品が客観的に見ることが出来ます。)
テクスチャーはアップの表面の質感の事。
夜会などのツヤを出す面積が多ければフォーマル、年上などの立場の時に有効に使えます。
逆に崩したり、遊ばせる面積が多ければ、カジュアルになりますし若々しく見られることが出来ます。
普通のカットでは出せない動きがアップスタイルでは学べるので結果カットでもその経験が生きてくるのです。
カットの基本として頭の形や骨格を意識して作ることが求められます。
アップやアレンジも同じことでただ単にまとめたり崩したりではセルフアレンジと変わりません。
プロとして料金をもらってやるアレンジはバランス、メリハリ、似合わせが出来て初めて料金をいただけるのです。
写真を例にバランスとテクスチャーはの関係を見てみましょう。
例えばこのあみおろし一つでもバランスをこだわることが出来ます。
- ・トップはラフに崩しながらボリュームを後頭部に
- ・首元は一回絞って首が細く見えるように
- ・長さを生かして四つ編みで崩した時により立体的になるように
デザインの中に作るバランスの理由が一つ一つあります。
ラフにまとめるギブソンタックの場合は
- ・ぼんのくぼ下でメリハリあるボリュームを絞ることで頭が小さく見えたり
- ・ウエイトを下に作ることで落ち着きのある雰囲気を表現したり
- ・表面はアイロンを入れてより立体的にエアリー感が出たり
まあ難しいように書いてますが、感覚で出来ちゃう人もいるんですよね。
ただ、基本がわかると、作るときも再現性が上がりますし、どんな人にも合わせることが出来るのでいいんです。
アレンジの重要性を書いてみましたが、カットとあまり関係ないのでは?と思う方もいるかもしれません。
もちろんカットだけでもバランス感覚を磨くことは出来ます。
ただ、カットやブローだけでは出せないボリュームやテクスチャーはトータルのボリュームコントロールにとても生きてきます。
よりメリハリをつけれるアレンジでボリュームを絞る場所を探ったり、崩しながら遊ばせる質感を作ったり。
アップやアレンジを学べばカットも必然と上手くなりますし、パーマデザインのボリュームコントロールも考え方がまとまりやすくなります。
まあとにかく楽しい技術ですよ
バランス感覚は感性と言ってしまうとそれまでですが、髪型やアップの似合わせは論理的に説明できる部分もたくさんあります。
国家試験が合格できれば正確にカットが出来るという事。
ただお客様に似合うバランスや提案は、常に似合う髪型を考え続けながら練習、勉強をしなければ習得できません。
特に営業中のサロンワーク中にバランス感覚を磨ける環境に身を置くことが大事です。
先輩やオーナーの作る髪型を常に見ていることで養われるバランス感覚や美意識。
そこに理論が加わればどんなお客様でも対応できるスキルがつくのです。
そのバランス感覚はアップやアレンジでもたくさん学ぶことが出来ます。
女性のお客様を顧客で担当するという事は求められるスキルなのです。
女性を学ぶにはやっぱりアップ、アレンジは外せない技術。
カット同様アレンジにも流行りがあり、常に学ばなければならない技術。
その学んだ先に自分のスキルアップがあります。
もちろんカットが上手くなるのが大前提の理容師美容師。
メリーフヘアーでは女性カットベーシックが一通り終わったタイミングからアップアレンジを学んでいきます。
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