go to stylist
アシスタントの時、どんなことに頑張れば早くスタイリストになれるのか?
練習するのは当たり前だと思いますが、
それ以外にも営業中に出来ることたくさんあります。
意識するだけでだいぶ違いますのでぜひできる所からチャレンジしてみて下さい。
スタイリストデビューが1年目の3月だった岩澤が実際やっていたことと、今考えるともっとやっていればよかったと思う事書いてみようと思います。
たくさんあるのですが重要なことを上げてみると
- ・先輩や店長のカットを見よう
- ・ブローやスタイリングも見よう
- ・先輩や店長の会話を聞こう
- ・自分の髪型はチャレンジしよう
- ・毎日ハサミを動かそう
これが重要です。
では解説を。
先輩や店長の仕事見よう
これが一番大事です。
先輩やオーナーなどの仕事を観察するのが一番大事。
答えはその仕事にすべて詰まってます。
毎日見ていると仕事内容結構パターン化しているのに気づくと思います。
なぜ売れているスタイリストは仕事をパターン化しているかと言うと、仕事が早くなるからです。
遅い仕事をして喜ばれることはありません。
お客様だって早くカット終わって帰りたいし、
カットをジュニアスタイリストに任せている店長だって次のお客様待たせたくないし、
カットしている本人だって長い技術は疲れますよね。
カットが遅いと一日のカット人数も限られて給料も上がらないしいい事ありません。
スタイリストはみんなカットを早くしたいのです。
早く仕事をしたくてスタイリストや店長は頭を使ってカットやカラーをしています。
その努力の結果が技術の時間にすべて含まれているんです。
そんな技術を見ないと損です。
無駄な動きがなくコーミングも丁寧で素早く、目線も気をつけながら後輩に指示を出しながら。
カットを学ぶだけならオンラインスクールやユーチューブで十分。
それだけではないリアルなサロンワークをぜひ観察してもらいたいです。
ブローとスタイリングも一緒に見たい
カットの技術をずっと見ることが出来たら、そのカットの表現したかったブローやスタイリングまで見れるとなおいいですね。
(営業中はなかなか見れないけど見る意識がすっごい大事)
スタイリングやフィニッシュで表現したいことをカットで作っていくのが理容師や美容師の仕事。
最後どんな形で仕上げたいからあのカットをしたんだなとここでもスタイルの答え合わせが出来ます。
カット後のシャンプーブローを任されたらチャンス。
- ・カット後の長さ
- ・梳き加減
- ・生え癖
- ・カラーの入り具合
- ・頭の形
などなど実際に触って乾かしてと観察できる貴重な時間。
カットを見ることが出来ていたらグラデーションの入れ具合や前髪の幅、答えが見るだけでなく触ることで答えがより鮮明にわかります。
ただシャンプーやブローしているだけではもったいないですよ。
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岩澤はアシスタント時代、カットが苦手だったのでシャンプー中、ブロー中、長さや梳き加減、質感を手に覚えさせたくて手に意識を集中させていました。
上手い先輩のカットをコピーしたかったので、先輩のお客様の髪の毛が触りたくてしょうがなかったです。(変なアシスタントでした。)
カットの引き出し角度を見ているとブロー中も迷わずブラシの引き出し角度を当てられます。
ブロー中はカットラインが一番見やすいんです。
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会話を聞く(カウンセリング、新規、常連スタイルチェンジ)
耳を使って意識するのは新規カウンセリングと常連さんのスタイルチェンジカウンセリング。
お客様はどんな言葉を使うのか
どんな髪型、イメージになりたいのか
どんな悩みをもっているのか
をスタイリストに伝えますよね。
それに対して技術者はどんな提案をして、技術をして
お客様のなりたいイメージに近づけるのかが聴き所。
シェービング中に会話しながら技術をする事なんてほぼありません。
自分の手を動かしている状態でも隣の先輩の会話を盗み聞きするとイイです。
意識的に聞いていると自分でも使えるワードが増えますよ。
シェービング中は耳も働かせる
会話術を聞いていても勉強になります。
- ・同じ言葉を使って同調してみたり
- ・生え癖やデメリットをわかりやすく表現してたり
- ・たとえ話で納得してもらったり
- ・常連さんとの距離感の取り方だったり
テクニックの部分もたくさん聞くことが出来ます。
会話の部分もリアルサロンワークでしか得ることが出来ません。
いいなと思った会話やフレーズはパクればいいんです。
マネするが一番の近道です。
先輩からすると真似してくれるアシスタントは
「仕事中も集中して会話を聞いているな」
「向上心あるな」
と
悪い気持ちにはなりません。
自分の髪型いろいろチャレンジしよう
いろいろな髪型にチャレンジするのはとてもいいです。
カットだけでなくハイブリーチしてダメージを経験するもよし
パーマをかけてイメージカ変えるもよし。
ストレートをかけて経験するもよし。
いろいろな髪型にチャレンジするとその髪型のメリットデメリットが自分の感じたままお客様に伝えることが出来ます。
経験してると説得力ありますし。
共感もしやすくなるし、ストレスを感じる所を的確に伝えられるし。
これがすごい大事で、
経験した髪型は自分の得意な髪型になりやすいです。
もともとスタイルチェンジが好きな人はいいのですが、いつも同じ髪型っていうアシスタントは頑張って髪型を変えるとイイですよ。
お客様は理容師美容師の髪型ってとても見ています。
会話も弾みますよ(笑)
岩澤もブリーチカラーの若いときww
ブリーチカラーはプリンになるのがめっちゃ気になる…。
鋏を毎日動かす習慣化
スタイリストとアシスタントの大きな違いは鋏を持っている時間です。
スタイリストは営業中にお客様が入ればハサミを握れますが、アシスタントは営業中ハサミは握れません。
シャンプーやシェービングは営業中しているので嫌でも経験値(慣れる時間)が多くなり上手になっていきます。
アシスタントはカットの経験値(慣れる時間)が自分で作り出さないと上手くなれないんです。
なので、
1日15分でもいいんです。ハサミを動かしてください。
鋏を毎日練習で使う事でハサミが手に馴染んでカットが上手くなります。
ハサミの動かし方に慣れることでカット中は他の事に集中することが出来るようになります。
骨格、生え癖、会話。
お客様からすればカットする人はジュニアスタイリストでも店長でも同じ技術者、プロです。
お客様のためにも日々の努力が大切です。
後はハサミのメンテナンスをしましょう。
切れ味のいいハサミで練習すると早く上手くなりますよ。
何も考えなくてもきちんとマニュアル通りにやればスタイリストにはなれます。(たぶん)
ただ、
常に考えて行動してるアシスタントと、お店のマニュアルだけこなす学生気分のアシスタントではスタイリストになった時にすごい差がついてます。
これだけは絶対言えます。
そして、スタイリストになってから1年後の二人の個人売上とんでもない差が出てますよ。(笑)
アシスタント時代から常に考えて営業していると、スタイリストになっても常に考えて営業や練習が出来る技術者になってます。(向上心が大事)
そして向上心のあるスタイリストは先輩や店長から好かれます。
教える側も人ですからね。(正直)
やらされているだけの練習や営業では時間がもったいないですよ。
理容師の醍醐味はカットでお客様を幸せにする事。
だから早くカットに入るためにスタイリストになるために頑張るんです。(もちろん給料もたくさんほしい!!)
アシスタント時代は長ければ長い方がいいとは思いません。
カットは経験値を積めば積むほどうまくなるから早くスタイリストになるに越したことはないです。
そんなアシスタント時代の自分の鍛え方は仕事中も
- ・先輩の仕事見てパクって
- ・耳を澄まして会話を聞いて
- ・毎日ハサミを使って練習する
- ・出来れば色々な髪型にチャレンジ
です。
技術職だから自分でやる気スイッチ入れないと一定以上上手くなれないですよ。
スタイリストになったら先輩や店長と同じ土俵。
下手な先輩なんて一気に抜いちゃいましょ。
それが技術職のいい所。
それまでは頑張ってアシスタントを駆け足でクリアする。
常に頭を使って行動するが早くスタイリストになるコツです。