理容師スタッフの独立を応援します
理容師になったら独立をして自分の店を持ちたいと思うスタッフは多いのではないでしょうか。
メリーフヘアーも岩澤の夢だった独立をしてオープンしたサロンなので独立を考える理容師の気持ちがすごいわかります。
幸い、岩澤が勤めた3店舗の理容室はオーナーが若く、オープンから新規集客といろいろな経験をさせてもらいました。
そんなノウハウを生かして2014年に藤沢市湘南台にメリーフヘアーをオープンします。
2014年から業績は5年連続業績アップ中です。
将来理容室を独立開業したいと夢見ている理容師スタッフはメリーフヘアーで働くことをオススメします。
内装工事中のメリーフヘアー
技術が上手いだけでは独立は危険?独立するには独立の勉強が必要。
独立を経験してわかったことは
理容師としての技術スキルを上げること、と
経営や独立の勉強は全く違うものと言うことです。
スタイリストとして技術を上げるほかに独立のための勉強やノウハウを学ばないと独立後に苦労します。
そんな一つのサロンの独立の経験を技術習得と同時に学べるのがメリーフヘアーなんです。
- ・今の店舗の売り上げを知っていますか?
- ・毎月の経費はいくらかわかりますか?
- ・他のスタッフの給料はいくらかわかりますか?
- ・お店の一番の利益を上げているメニューを知っていますか?
- ・お店の家賃を知っていますか?
技術を習得するだけではわからない数字の部分が日頃からわかるサロンで働かないと自分がお店を出すときの具体的な費用とランニングコスト、損益分岐点などわかりません。
しかしこの数字の部分を把握するのが独立をするうえでとっても重要なんです。
メリーフヘアーでは毎月の売り上げなど数字の部分を店長やアシスタント限らず公開して数字の感覚をやしなっています。(これが重要)
これと同時にお店を立ち上げる独立のノウハウがあります。
- ・物件探しのコツ
- ・物件契約までの運び方
- ・内装業者の選び方や予算
- ・オープンまでの動き
- ・保健所の審査の注意事項
- ・新規集客WEB,SNSなどの使い方
- ・広告費を抑え利益を出し続ける理容室の経営の仕方
などなど。
普通の理容師をしている人はなかなか経験できない事を失敗せずにやってくださいって。
なかなか難しいですよね。
その経験がメリーフヘアーにはあります。
物件探しのコツ
メリーフヘアーのオープン前の物件探しは7ヶ月かかりました。
下準備として神奈川県の主要な駅を20駅一年前に歩いて土地勘をつけました。
でも理容室をやるような10坪から15坪のいいサイズのテナントってなかなか出ませんでした。
そんななか出てきた南林間のテナントや、天王町のテナント、センター南のテナントなどなかなか難航します。
すぐテナントが決まる独立組はラッキーですね。
そんな中出てきた湘南台駅3分のテナントに決めるまでの決めてなど。悩んだからこそ行動したからこそのコツがわかります。
スケルトン状態の湘南台のテナント。
物件契約までの動き方
基本的には部屋を借りるのと契約内容は変わりませんが、
契約の金額がとても高く、保証人なども重要になってきます。
テナントの場合、仮申し込みから本契約までスピーディーに動かないと他の業種の人に契約されてしまったりします。
特に駅近の物件などは出てから1週間と立たずに取られてしまう場合もあります。
契約前にその土地をよくわかったうえで契約は決めたらスピーディーにが基本です。
不動産業者も管理物件の業者の方がいろいろ融通がきいたり、物件の事をよく知っていたりするので、業者に迷ったら、管理物件の不動産会社で話をもっていくのが理想です。
内装業者の選び方や予算
テナントが大枠決まると決めていた内装業者との打ち合わせが始まります。
もちろん業者の人もプロなのでいろいろ提案してくれたり、見積もりが高すぎたり、いろいろあります。
理容室の内装の坪単価を知らないと高額の料金を取られてしまうかも…。
自分との予算との兼ね合いもあるので、最初に作るサロンは最小限でもいいかも。
美容室や理容室専門の内装業者とのつながりもメリーフヘアーにはあるのでいろいろアドバイスは出来ますよ!!!
床のタイル決め。
専用の業者に見てもらいながら床材を決めました。
内装選びと、サロンの設計などはとても面白かった印象があります。
自分の好きな空間を作り、自分の城を作るイメージはなかなか体験できません。
導線なども意識しながら、作る自分のサロンは働く前からニヤニヤしちゃいますよ。
内装とイスなどの位置関係は何度も話し合って4パータンぐらいの中から決めていきます。
導線を意識しながら、外からどこまで見せるのか、どう見えるのかなど様々な角度から考え位置を決めていきます。
オープンまでの動き
内装が決まり、工事が3週間から1か月かかる理容室のオープンの工事。(スケルトンの場合)
その間にやるべきことがたくさんあります。
立ち上げているサイトの調整やSNSなどのアカウントづくり、チラシを使う場合は印刷とポスティング。
新規集客のために種をまく時期です。
特にサイトからの新規誘導はメリーフヘアーで最も重要としている集客の柱です。
メニューに合ったサイトのイメージを具現化してサロンの雰囲気にマッチした集客をします。
サロンの近隣のお店屋さんにも挨拶をしておくとその後の営業がスムーズになります。
内装業者の進行状況も適度にチェックしないと、現場を何個も抱えている職人さんは結構間違えたりします。
内装のデザイナーと現場責任者との食い違いもありますしね…。
水回りと電気関係を最初に作り、その後に枠を作っていって最後に機材搬入です。
その他、作りながら現場責任者とその都度打ち合わせがちょくちょく入ります。
実際作ろうとしても計測時になかったものや水回りなど臨機応変さを求められる場合もあります。
特に水回りは下水関係との兼ね合いで出来る場所や出来ない場所が出てきたりします。
保健所の審査の注意事項
内装が完成して、いよいよオープンとなる前に保健所の検査が入ります。
藤沢市の保健所の検査はそこまで厳しくなくスムーズにオッケーをもらいました。
保健所の検査も役所に行って予約をしてきてもらいます。(保健所の検査手数料も1回16000円します(笑))
実際来たのは二人で所要時間は10分。会話をしながら質問を受けるぐらいでした。
メリーフヘアーはオープン前日に検査をしてもらい、当日の10月3日には保健所検査確認済証をもらいました。(これも保健所に取りに行きます。ちょっとめんどくさい)
理容所検査確認済証はB5サイズの紙。
これをお店の見える所に貼っておく規則。
新規集客WEB,CSS
独立の一番の問題はその土地での新規集客だと思います。
サロンに就職して働く理容師は集客に対してあまり求められません。
既存客が売り上げのベースを作ってくれている安定した経営の中で徐々に新規のお客様に入店できる幸せな環境。
よっぽど働いていたサロンの近くに独立しない限りは新規集客は必須問題で、死活問題です。
メリーフヘアーをオープンする前は電車で一時間はなれた相模原の理容室で働いていました。
オープン時に相模原の理容室から湘南台のメリーフヘアーまで通ってくださったのは5人だけ。(ハガキを出したのも10人だけでした。)
5人以外のお客様は全部湘南台の新しい土地での集客になりました。
その時にとても役に立ったのがオープン前から作っていたウェブサイトでした。
テンプレートでは他のサロンとの差別化が出来ないのでHTML,CSSを独学で学びメリーフヘアーのサイトを作りこみました。
HTMLやCSSはわかると一気に結果が出ます。
情報をウェブサイトに集約しアクセスを稼いでドメインを強くしていきました。
集客もSEOをしっかり考えオーガニック検索での集客という導線を確立したんです。
お店の立地もとても重要ですが、スマホをみんな持っている今の時代ウェブサイトでの集客は独立する人は学ばないといけない事だと思います。
ホットペッパーに広告を出すことは簡単ですが、広告費がとてもかかります。
この広告費はサロンを経営していくうえで経費として出したくないお金。(自分たちの利益、給料が減っちゃうし。)
広告費(固定費、経費)を抑えて利益を出し続ける理容室の経営の仕方
メリーフヘアーは最初ホットペッパーに広告を出さずにウェブサイトのみでの集客にチャレンジしました。
試行錯誤がたくさんありましたが、現在もホットペッパーに頼らずウェブサイトのサーバーとドメイン料だけの1100円で広告費終わりです。
その時の試行錯誤が独立を考えている理容師の集客のアドバイスになると思います。
理容室では家賃と人件費、広告費が一番経費としてかかります。
いくら売り上げても経費がたくさんかかってしまうとお店としての利益の圧迫になり人件費が削られます。(給料が減るってこと)
どれだけ少ない広告費で新規の集客が出来、既存客のリピート率を維持し、来店周期を早く出来るかがサロンとしての勝負です。
そのなかでSNSなどを上手く使っている人もいるでしょう。
まだまだ経営のちょっともわかっていないかもしれません。
ただ、オープンから4年連続業績アップ中のサロンはこの時代に合ったサロンの仕組みが学べる環境だと思います。
メリーフヘアーの独立時の経験などを書いてみましたが、雇われの理容師が独立をするときはとってもリスクがあります。
必ず成功するとも言い切れないし失敗する人もいるかもしれません。
雇われの理容師は給料が安定しているし、自分のお客様も付けば、サロンワークもストレスなく出来ると思います。
雇われの理容師の時は時間も自分のためだけに使えたのでコンテストにも出てましたし。
ブロース神奈川県大会
懐かしい(笑)
この業界の独立は初期投資が大きいのもデメリットです。
タカラベルモントの椅子は50万円するし、水回りなどの工事やオアシスなどの備品も40万円もします。ユメシャン入れたら100万円です。
今はリースもあるけど結局高いですよね。その分雇われの理容師は恵まれているんです。
独立したら所得税も一括で払わないといけないし(初年度)
個人事業主だったら青色申告の提出物増えるし。
安定感は雇われの理容師のメリットだと思います。
ただ、独立という夢を確実するために独立のリスクを最小限にするために
なんとなく
「今まで通りやれば独立してもやっていけるでしょ」
って思っている理容師の人がいたら
独立を成功する確率を上げるためにメリーフヘアーに学びに来てください。
技術を学ぶだけではない他の勉強も独立には必要です。
夢を夢のまま終わらせないために。
独立は体力のある若いうちが理想ですよ(経験値)