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2017/12/19

ショートはしっかりカットで毛束感の再現性アップ

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今回はメンズ(男性)カットのお客様。

ボリュームが出にくく、スタイリングしてもすぐぺっちゃんこになる柔らかい髪質の方です。

こんな髪質の男性(メンズ)カットはカットにもちょっとしたコツがあります。

 

  • ・カットで再現性アップ
  • ・スタイリング前のブローが大事
  • ・ただ量を取るだけではない質感の出し方
  • ・ワックス選びも大事
  • ・髪質でスタイリングが変わる

 

 

柔らかい髪質カットでメンズ(男性)もふんわり再現性アップ

柔らかい髪質の方がスタイリングする時に一番苦労するのがトップからクラウン(つむじ周り)にしっかりボリュームを出すことですよね。

そのボリュームはその髪質にあったカットをする事でふんわりしやすくなるんです。

髪は基本的に長さが短い方が立ちやすく、長くなるとぺっちゃんこになります。

ボリュームが出にくい柔らかい髪質のカットはしっかりトップにレイヤー(立ちやすい短い毛)を作ることから始まります。

そのレイヤーのバランスから全体をカットしていくのですが、ただ短くするだけだと逆にスタイリングしにくくなったりします。そのさじ加減が大切。

なりたい雰囲気を壊さずに、ギリギリまでレイヤーを入れてあげるだけでずいぶん再現性は高まります。

 

単に髪の毛の量を取って軽くするだけだと長さが残ってしまい毛先がペラペラの扱いにくい髪になってしまうのでセニングを使う前にしっかりベースカットでトップからクラウンにレイヤーを入れるんです。

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ただ髪の量を取るだけではない毛束の出し方

柔らかい髪質のお客様のカットはただ髪の量を取るだけでは毛束とボリュームが作りにくかったりします。

そんな時は柔らかい髪質用に毛束のカットを変えます。

 

毛先だけ量を取るセニングを入れると馴染みはいいけどボリュームは出にくいので、根元付近に少量の短い毛を意図的にカットで作っていきます

短い毛は立ちやすいので、その立った短い毛の上に長い毛が乗っかるようにすると柔らかい髪でもボリュームが出やすくなるんです。

 

この短い毛を作るカットはやり過ぎると地肌が透けて変になるし、やらないと柔らかい髪質の方はボリューム出にくいし、さじ加減がやっぱり大事。

 

柔らかい髪質の方は単純に量を梳くだけではやりやすい髪にはなりません。

(ちなみに表面の髪も毛束の出しやすいカットを施すのですがそれはまた今度詳しく書きたいと思います)

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柔らかい髪質のネコっ毛さんはスタイリング前のブローが大事

ボリュームを出しやすくカットしてもねこっ毛さんの一番の頑張りどころはスタイリング剤を付ける前のブロー(乾かし方)がすごい重要なんです。

スタイリング剤は付けたら付けた分だけ重みが出ます。その分柔らかい髪質のねこっ毛さんはしっかりブローでボリュームをこれでもかってぐらいに出してあげるのがポイントです。

 

しっかり根元付近から乾かすのですが、その時にドライヤーを持ってる逆の手で上に引っ張りながら根元を乾かすのがボリュームの出やすいコツです。

ボリュームを出すと言っても全体にボリュームはいりません。

ボリュームを出すのは基本的には正面から見た自分の黒目の幅ぶんです。(5〜6センチぐらい)

このボリュームを後ろのつむじあたりまで出してあげるだけでいいんです。全体を頑張る必要はありません。

 

逆にその外側は自然に収めて毛束を作るだけです。

ボリュームは切りたてが一番出しやすく、伸びてくると徐々に出しにくくなるので、カットしたての時にしっかり自分で練習しておくと髪が伸びてきたときでも楽にできると思います。

 

 

ワックス選びも大事

柔らかい髪質のワックスは軽くて、ボリュームの出しやすいワックスです。

オススメはハードワックスの根元塗りです。

ネコっ毛さんが毛先にワックスをつけてしまうとワックスの重みですぐだれてしまうので、根元からしっかり立ちをキープできるように付けます。

ハードワックス系は伸びが悪いのが難点なんですが、手でしっかり温めながらよーく伸ばしてまんべんなく付けると少量でもキープしやすくなります。

 

軟毛の人はワックス(スタイリング剤)の付け過ぎもダメだし、つけなさすぎもダメなのでベストな量を、日々のスタイリングで試しながらするといいかもしれません。

何事も練習大事です!!

 

 

うちでお勧めするとしたらこのワックスです

トゥルーエフェクター(マット)

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質感マットでハードなのにつけるときは軽めで伸びがイイのが特徴なんです。

マット系の中でもライトな仕上がりになりますよ。

 

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髪質でスタイリングが変わる

髪質で結構スタイリングの仕方が変わります。

自分の髪質はパーマやカラー、ストレートなどの薬剤を使ったメニューをしない限り変わらないので、自分の髪質を研究するのはオススメ。

 

今回のお客様の髪質はネコっ毛、軟毛、軟らかい毛なので、基本的にはボリュームを出すスタイリングをします。

 

逆に硬い毛でボリュームが出過ぎちゃう、サイドが膨らむなどの髪の人は基本的にボリュームを抑えるスタイリングをします。

 

どちらもカットが重要なんですが、それと同じぐらい大切なのがドライヤーの乾かし方なんです。

カット後にドライヤーの使いかたなどご説明しますので「やり方教えて〜」など一言かけてください!! メンズショート大好き岩澤がご説明します!!

 

 

まとめ

  • ・やっぱりカットが大事です
  • ・毛束カットは一つの技術
  • ・ネコっ毛さんはドライヤーを頑張るとイイ
  • ・ワックスはハード一択
  • ・自分の髪質の特徴を覚える

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