2017/04/01
直毛さん、くせ毛風パーマで楽チンスタイリングの巻
今回はストレートの髪質のメンズ(男性)のお客様
ご本人は長めスタイルが好きだそうなのですが、ストレート毛だとスタイリングが難しく、まとまりにくかったり、ぼさぼさ感があり汚く見えがちとの悩み。ということで、今回は
スタイリング楽チンで伸びてもイイ感じのくせ毛風パーマをしました!!
いろいろポイントがあります
- ・パーマで質感アップ
- ・くせ毛風パーマでスタイリング簡単&長持ち
- ・スタイリング剤を付ける場所の限定で楽チン
- ・伸びても毛先パーマに移行できていい感じ
という事で一つずつ。
パーマで質感アップ
まずストレート毛の方の悩みの多くは「ストレート毛でペッチャンコになっちゃう、ボリュームが出ない」とか「スタイリング剤をつけても何か決まらない」とか「伸びてくるとすぐ疲れた感じになる」とかストレート毛のやりにくい所を聞くことが多いですね。
そんな時は一回パーマをかけると解消できることが多いです。
特に今回のお客様は顔周りは分けられるぐらい長めが好きだが、地毛のストレートのママだとすぐに目に入ってきて嫌だとの事。
すごいわかります。
なのでくせ毛風ミックスパーマで軽く質感を作ってあげることで程よくボリュームをだしつつ扱いやすい質感にチェンジしました!!
パーマをされたことのないストレート毛の方は「オバチャンパーマにならないか不安でできない」とよく聞きますが、パーマの強さはいくらでもコントロールできます。
初めては弱めにかけてもらって、物足りなくなってきたら程よいパーマをリクエストするのもいいかもしれません。
パーマ未体験は絶対もったいないです! 人生損してるかも!!
一回試してもらいたいです!!
話はそれましたが、今回のミックスパーマもロット(巻いているもの)と、使うパーマ剤の強さ、置く時間などでコントロールしてくせ毛風パーマを作りました。
くせ毛風パーマでスタイリング簡単&長持ち
ストレート毛の方のスタイリングの難しさは髪の毛一本一本のまとまりの悪さにあります。
結構サラサラの質感の方が多く、そんな方がスタイリングしようとすると、ドライヤーでしっかりボリュームを出しながら、髪質にあったワックスなどのスタイリング剤をチョイスしないと長持ちしません(ストレート毛のワックス選びは難しいです)
なので上手くいかないと、「スタイリングしても変わらないし、いつも午後になるとへなっちゃう」
なんていうことになっちゃうんです。
その難題もパーマをかけるだけでだいぶ解消できます。
パーマをかけた後のドライヤーは乾かすだけなんです。ココが結構楽チンポイントで、自分でボリュームを出すようにブローをしなくていいんです。
ほんとに乾かすだけでボリュームが出てくれるのがパーマの最大のイイ所(←楽チンポイント)何です。
それだけで朝のスタイリングが時間短縮になります。
次にストレート毛のサラサラの質感は、ツヤを出す女性の髪型にはもってこいなんですが、男性の動きのあるスタイルには向いてない質感なんです。
サラサラすぎるとワックスの吸着力が落ち、スタイリングの持ちが悪くなります。
なのでそのサラサラの質感をパーマをかけることで少しごわつかせると格段にワックスのノリがよく持ちがよくなるというメカニズムです。
もちろん質感だけでなく、プロが似合うシルエットになるようにパーマでクセを付けるので基本的には乾かして表面ワックスつけるだけ。これだけです。
これがパーマをかけるとスタイリングが楽チンになる理由です!!
スタイリング剤を付ける場所の限定で楽チン
今回のお客様はさらに周り一周をツーブロックにしました。
これはデザインの側面もありますが、ツーブロックにするとスタイリング剤を付ける場所を限定できます。
というのも周りツーブロック(6ミリ)の短い髪の所はスタイリング剤(ワックスやジェルなど)はつけません。つまり頭の上半分だけつければいいんです。
逆に襟足が長めのスタイルだど髪の毛全体にスタイリング剤を付けないといけないので、そこから見てもツーブロックはスタイリングを楽にする側面もあるんです。
(こういった髪型は全体にワックスを付けます)
個人的には襟足もツーブロックにするとつむじ周りのボリュームが出しやすく、シルエットもキレイになるのでオススメです。
(こんな感じで)
伸びても毛先パーマに移行でイイ感じ
伸びてくるとぼさぼさ感はどうしても出てきてしまうデメリット。
そのぼさぼさ感は動きがないとなおさら出てきます。もともとワックスなどをつけてもまとまりにくい髪質のストレート毛は、伸びたらもうお手上げ状態…。
どうにもできませんが、パーマをかけておくとそのパーマが自然に馴染んできます。
なおかつ根元が伸びてくると自然とパーマをした髪は毛先に移行していきます。
伸びかけも楽しめるのがパーマのイイ所なんです。
徐々にパーマも弱くなっていきますが、それがかえって地毛のストレート毛に馴染みやすい状態を作ってくれるので2ヶ月後でもなんとかなります。(ツーブロック部分はだいぶ伸びちゃいますが)
慣れてくると伸びかけの馴染む質感をコントロールするように、最初はイメージより少し強めにかけるなどご注文を聞くと「このお客様パーマ楽しんでるな。」と心の中で嬉しかったりします(笑)
パーマの質感にオススメワックスはこれ
トゥルーエフェクター(シャイン)
オイルフリーで程よく軽いので使いやすく、髪に優しい保湿剤が約50%配合されています。
質感はウエットになるからパーマとの相性が抜群です!!
(岩澤も使ってますww)
パーマのデメリットは毛先がパサつきやすい事。
これをしっかりカバーしてくれるワックスなのでお勧めです。
今回のまとめ
- ・くせ毛風パーマでアンニュイな質感ゲット
- ・パーマはスタイリング時間短縮の近道
- ・デザインでスタイリング剤も少なめに
- ・伸びかけを楽しめるとパーマ上級者
- ・オススメワックスは水分量多めがイイ感じ