2017/09/22
王道ボブは軽めショートボブ

ようやく秋の気配がしてきた9月、皆さん先日の台風はだいじょうぶでしたか?!
今回は王道ショートボブのお客様。
オーソドックスなボブスタイルほどお客様の髪質や頭の形、生え癖などをしっかりチェックしながらカットしていくとスタイリングが簡単なスタイルに仕上がります。
今回のお客様の髪質は
- ・サラサラするストレート毛
- ・髪の太さは普通
- ・量は多め
- ・生え癖ほぼなし
こんな感じでした。
カウンセリングをさせていただきながらショートボブに決定!!
髪質を触りながら再確認してカットスタートです。(何回もご来店いただいております。)
気を付けたポイントはこちら
- ・多毛は軽くして柔らかい質感を
- ・軟毛はえりあし引き締めカットで後頭部の奥行きを
- ・トップに段を入れてふんわり感を
- ・耳にかけても髪がたまらない質感
多毛は軽くしながら柔らかい質感を
多毛の方はいろいろ悩みがありますよね…。デザイン的には多毛の場合メリハリが効きにくく、のっぺりした印象になりがちです。
後頭部の丸みが出にくかったり、膨らみ過ぎてしまったりと。
軟毛や普通毛の場合、触らないと多毛と気づきにくく、それは周りにいる人も一緒で(←触ったことないから)、気づかれにくいんです。
本人もスタイリングのやりにくさをわかってて、髪が伸びて増えてくるとメリハリのないだらけた印象になりがちで結果、結んじゃうとか…。
結ぶのは楽ですよね…。
お客様の好みも確認しながらカットしますが今回のお客様は軽めの質感が好みということで質感をしっかり軽めにしてカットしていきました。
全体を均等に軽くするのは簡単です。が、そうするとこれまたメリハリのないスタイルになってしまうんです。ベースカット同様多く梳くところあまり梳かない所を作ってメリハリの髪型を作っていきます。
表面も適度に空間を作る質感調整をすると手くしで動きのでるボブになります。
軟毛はえりあし引き締めカットで後頭部の奥行きを
軟毛のボブは全体にボリュームが出にくメリハリのないボブになりがちなので締めるところとボリュームの出したい所を見極めてカットをしています!
特に重要なのがえりあしのくびれ部分を長さと量をしっかりカットして引き締めておくとのっぺりしたシルエットがメリハリのあるシルエットになります。
段を入れてカットしているので、軟毛の方でも丸みが自然に出てキレイなシルエットになります。
トップに段を入れてふんわりボリュームを出すのは限界があるため、しっかり耳下の引き締めポイントを首に添うようにカットするのが重要なんです。そうするときれいなシルエットに仕上がります。
自宅でするブローも首元をしっかり引き締めるように乾かすとメリハリのあるシルエットが決まりますよ!!!(短いので潰すように乾かすのがポイントです)
トップに段を入れてふんわり感も
加えて後頭部の上はほんのり段を入れておくとふんわりしやすくもっとメリハリのあるシルエットで奥行き感がプラスされます。
そうすることで軟毛の方でもメリハリのある形のボブになるんです。
適切な長さでカットしておくとボブは乾かすだけで収まるシルエットになり、スタイリングもとて~も簡単です。(その分定期的にカットするのがポイント)
ボブの場合、表面の段は丸みの調整でカットする場合も多く、似合わせの要素が強いです。その人のアゴラインで丸みのウエイトを決めたり、表面が丸みを邪魔していないかとか。(ちょっとマニアックかww)
ベースカットは似ていても、髪の長さや切り方はそのお客様によって切り方いろいろです。腕の見せ所(笑)
耳にかけても髪がたまらない質感
ショートの方って耳にかけるの多いですよね。
そんな方は一声「普段耳にかけることが多いです」など言ってもらえると、耳にかけやすくカットしておきます。
髪の量が増えてると耳にかけにくくなるので、程よく量を取っておくと耳にかけやすくなります。(特に耳後ろがたまりやすので軽めにする。)
一番簡単なアレンジですよね。ピアスも見えやすくなったりでGOOD!!
まとめ
- ・多毛でも柔らかい質感作れます
- ・引き締めカットでバランスよくショートボブ
- ・トップに段は隠し味
- ・耳にかけてもイイ感じ
王道ボブ、ショートボブ、じっくり切ります。湘南台でボブを切るときはメリーフヘアーで切りませんか?!
2017/09/01
ベリーショートは男性(メンズ)の特権

今回はメンズ(男性)ショートのお客様。
ショートの中でもかなり短いベリーショートです。しっかりサイド、バックを刈り込んでメリハリあるスタイルを作りました。
かなり短いのでバリカンを併用してカットしてあります。
バリカット、岩澤大好きです(笑)
要点はこちら
- 潔く刈り込む
- 色彩をグラデーションで
- バリカンより短さを追求
- ベリーショートはスタイリングいらず
一つずつ解説します
潔く刈り込む
メンズベリーショートは女性と違ってかなり短く刈り込むスタイルが楽しめます。
今回のスタイルはバリカンを使ってかなり短く刈り込みました。刈り込むのはサイドからバックまでのハチ周りまで。
しっかり上まで刈り込むことで前から見たシルエットをシャープにしていきます。
そうすることでメンズ特有のシャープで男らしいシルエットに仕上げることができるんです。

トップはソフトモヒカンベースのアウトラインでハチ周りがはってる骨格を補正していきます。
中途半端にハチのしたぐらいで刈り込むのを止めてしまうとハチ周りが膨らんでしまいます。
そうすると全体のシルエット(アウトライン)が大きくなってしまいスタイリングに時間がかかってしまいます。
なのでしっかり上まで刈り込むことが重要。
シャープになり、ハチ周りがはってる骨格が気にならなくなります。
ただハチ周りまで刈り込むはカットラインがそのままシルエット(アウトライン)になるのでけっこう難しいカットなんです。
メンズも多いメリーフヘアーでは得意なカットでもあります。
しっかり刈り込んでシルエットを左右対称にすると出来上がりです!!!(左右対称も重要)
色彩をなだらかにグラデーションで
メンズベリーショートはシルエットの他にも注意していることがあります。
それは横からみたときの色彩です。
ハサミやバリカンなど道具に限らずキレイなグラデーションを作るととても自然になります。頭には大小いろいろな凹凸があります。
その凹凸をよく観察しながら色彩をグラデーションで作るのがメンズベリーショートのポイントです。
頭の形は人それぞれ違うので均一にグラデーションをだすのは難しい技術なんです。
今月のお客様の場合も刈り上げた後にしっかり観察をして色彩グラデーションをキレイにカットしていきました。
サイドだけではなく後ろの色彩もキレイにカットさせていただきました。
バリカンを使ってハサミでは表現しにくい短さを
今回のご注文はかなり短めの刈り上げだったので、バリカンの長さを調整しながらバリカンとハサミを使って刈り込んでいます。
刈り上げの短さもかなり短めになるとハサミよりバリカンの方がキレイに出来る場合があります。(早いし)
バリカンもただ入れるのではなく、グラデーションを作りやすいようにバリカンのミリ数を変えます。
2ミリと4ミリを段差なく入れたり、サイドとバックのグラデーション幅をなだらかにしたりと道具を使い分けています。
特にメンズのベリーショートの場合はバリカンの使い方も重要なんです。
ベリーショートでスタイリング楽チン
ベリーショートのスタイリングはすごい簡単。
乾かしてトップの髪にワックスやジェルをつけるだけ!!
カンタンですよね。
ベリーショートの良さはここなんです。
乾かしただけでシルエットが整ってスタイリング剤はつけるだけの状態に出来るのが最大の強みでしっかり刈り込んだ良さなんです!
スタイリング剤をつけなくてもしっかりシルエットは整います。
仕事などの制約でワックスつけれない方でもいい感じでまとまります(ベリーショートなのでカットするペースは早めがgood!)
逆に毎日スタイリング剤をつける方はしっかり毛量を調整して(軽くして)仕上げてもらうとより楽チンになると思います
ちなみにオススメワックスはステージワークスn4のナチュラルです。
今回の短さであればつける量も少なく枝豆一個分ぐらいです。
伸びがよく束感しっかり作ってくれるので初心者にも安心の使い勝手です!!
まとめ
- しっかり刈り込むことでやりやすく
- グラデーションの色彩でより自然に
- バリカンでより短く
- 短くしてセットの手抜きを!
メンズショートはまた独特の技術を要するカット。しっかり色彩とシルエットを整えてカットすることで持ちも良くなるし、イケメンになれます!!(笑)
湘南台の美容室(美容院)メリーフヘアー、メンズ(男性)ベリーショートお任せ下さい。