2020/07/07
美容院に行く服装の迷ったら。
美容院に行く時に悩む服装の問題、これをわかりやすく美容師目線で書いてみました。
美容院に行く時はそんなに考えずに 、リラックスしていくのが一番いいと思います。
考えてくれるのは美容師からしてありがたいので、美容師目線で思ってることを書いてみようと思います。
書くのはスタイリスト18年の岩澤です。よろしくお願いいたします。
美容師目線からすると服装は
美容院に行く服装はいつも着てる服装でいいよ。
です。
うちのお店は青山や表参道のような、とても高いカット料金を頂く美容室ではありません。
頑張っていい服を着る必要はないと思っています。
正直、行く美容院の雰囲気で来て行ける服もあると思いますが、基本的には何を着て行ってもいい気がするんです。
あまり固く考えずにリラックスして美容院行きましょう。
美容師が考える
- ・服装でわかること
- ・施術しにくい服装
この二点を思っています。
美容師がお客様のご来店時に見ているのはその服装と雰囲気
服装から雰囲気を感じ取ってるんです。
だから、服装はいつも着ている服を着ればいいです。
服装と髪型はリンクしているもの。
服装と髪型をに合わせるとよりよい髪型になると考えています。
好みですよね。
だから、美容師さんがカットしやすいだろうと気を使って、
わざわざ息子のTシャツで無理やりご来店するなんてしなくていい事です。
ここからは雰囲気ではなくて
美容師目線で技術がやりにくい服装と、やりやすい服装があることを知ってもらいたいです。
まず、
やりにくい服装は、首元にボリュームがある服装です。
理由は、
神が落ちる位置が正確にわからなかったり、首元の生え癖が見にくかったり、もこもこしちゃうからです。
美容師目線の後ろから見るとよく分かるのですが、首元にボリュームがある服装は 、服がカットクロスを持ち上げてしまいカットの時髪が落ちる位置が正確ではなくなります。
なのでやりにくいのです。
首元にボリュームがある服装は男性などのショートネープや刈り上げ女性のハンサムショートなどの首に沿うような髪型の場合もちょっとやりにくいです。
ショートネープの場合は髪の癖ではなく、その人の毛根の生えグセを見てカットする場合があります。
生えグセは髪が自然に落ちた状態を見ながら濡れた状態乾いた状態を見て判断するのですが、それが首元にボリュームのある服装だと、見にくかったり生えグセが発見できなかったりするのです。
なので首元にボリュームのある服装は 、美容師目線からするとちょっと神経使います。
男性の仕事帰りのワイシャツもちょっとやりにくいです 。
ワイシャツもカットクロスを少し持ち上げてしまうので、首元にボリュームのある服装と同じわけでやりにくいです。
うちの美容室にご来店されたワイシャツのお客様は 、シャツを内側におらせてもらったりし ます。
男性は刈り上げなど襟足が短いスタイルが好まれます。
なので襟足の生えグセをみたいのもあります。
後は襟足が首の下の方まで生えているお客様もいらっしゃいます。
その場合もトリマーで取ったりするのですがワイシャツが邪魔でやりにくかったりします。
カット出来ないわけではありません。
なので仕事もワイシャツでご来店されても全然大丈夫です。
ただ美容師目線からするとちょっとやりにくいという気持ちがあります。
ワイシャツで来ないでと言ってるわけではありません。
逆にやりやすい服装をあげてみます。
一番やりやすいのはやはり T シャツです。
襟元にボリュームがないですし、カットクロスも巻きやすいのでカットがとてもやりやすいです。
ロンt とかも大丈夫です。
要は首元にボリュームがあるないというだけで、カットのしやすさしにくさがだいぶ違います。
V ネックのボリュームがないのでやりやすいです。
男性の刈り上げなどで短い刈り上げた毛が出てくる場合は、首元に毛が残る場合があるのでナイロンなどの毛が取れやすい服装というのも地味にオススメです。
セーターやもこもこの服などは、毛がついてなかなか取れない場合があるので選べるのであれば来ない方が無難です。
まあ、何でもいいんですけどね笑
次に
美容師が「うわっ」ちょっと気になる服装を上げてみたいと思います。
ハイブランドの服装はちょっと気になります。
特にカラーやパーマなど薬剤を使う場合ハイブランドの服装を万が一汚してしまうかもしれない可能性があるからです。
もちろん細心の注意を払って施術をさせてもらうのが前提です。
ちょっと緊張するって感じですかね。
白い服装もちょっと気になります。
これもハイブランドの服装と同じでカラーやパーマなどの薬剤を使う場合、白い服装にシミがついたりカラー剤が飛んでしまったりするとダメなので気になります。
カットだけの場合は白い服装全然オッケーです。
カットした髪も白い服装だと、どこについてるかよくわかりますしコロコロや毛払いで取りやすいですし、いいこともあります。
後は袖の長い服もちょっと気になります。
これも薬剤を使うカラーやパーマの場合、クロスの袖からお客様の袖が出てる場合があるのです。
これ地味に気になります。
技術に集中したいので、うちの美容室ではクロスの袖から出てる服を折ってもらったりします。
カラーの全体染めなどの場合は薬剤をたくさん使いますし、クリーム状のカラー剤が塗布中に飛んでしまったりする場合がなくはないのです。
季節別おすすめ服装</>
特に注意したいのは夏と冬
夏に美容院に行く場合のおすすめの服装
夏は暑いので、薄着でご来店される方がほとんどですよね。
でも美容院は 、 カット中カットクロスを巻きますし、カラー中もカラークロスを巻きます。
一枚上に羽織った状態で1時間ないし2時間過ごすことになります。
ドライヤーもたくさん使っています。
それを前提に美容院は冷房が強めの場合がほとんど。
どんなに美容院側が注意していても 肌寒かったりします。
特に施術中はお客様は動いてないですしね。
なので途中で体温調整、温度調整ができる服装がおすすめです。
特におすすめは薄手のカーディガンをお持ちいただくのがいいです。
薄手のカーディガンが1枚あると寒かったら上に羽織ることができますし、 足元だけ冷える場合もひざ掛けとして使うことができます。
ひざ掛けは美容院に備え付けがある場合もあります。
歩いてご来店される 場合は、汗をかいて冷房が効いてる美容院に入ります。
そうすると汗が冷えて必要以上に寒くなったりする場合もあります。
調整がしやすい服装もしくはカーディガンなどで対処していただくと、美容院2いる時間が快適に過ごすことができると思います
冬は脱ぎ着ができる服装がおすすめ
冬は夏と違って美容院は、暖房がよく効いてる場合がほとんどです。
上着を羽織って中に着る服装はちょっと薄手の服装で施術を受けるのが楽だと思います。
暑いと言って、一枚脱いだらヒートテックみたいなお客さんがたまにいます。
どちらにしても美容院は体温調整ができる服装で来れると、リラックスした状態で施術が受けられると思います。
特に縮毛矯正やパーマカラーなど、手術時間の長い場合は着る服装もちょっと考えていただけるといいかなと思ったりします。
まあ何でもいいんですけどね笑
赤ちゃんと子供をカットする場合の服装
赤ちゃんや幼児などのお子さんをカットする場合のおすすめの服装もあります。
赤ちゃんや幼児などをカットしてる場合、汗をかく赤ちゃんや幼児がとても多いです。
赤ちゃんや幼児などは元々体温が高めです。
動いたりするとカットする時間も長くなったりします。
それでもカットクロスを巻きながらカットするのでカットクロスの中が暑くなって汗をかいてしまうのです。
なので赤ちゃんや幼児などをカットする場合はカットクロスを巻く前に薄手の服に着替えてもらったり一枚脱いでもらったりします。
そうすると赤ちゃんや幼児なども暑さのストレスが無くスムーズにカットができます。
美容師も汗をかいた状態でカットするのは意外に難しいです。
髪の毛がくっついちゃうからです。
赤ちゃんの場合は 親御さんが抱っこした状態でカットする場合があります。
その時も熱がこもりやすいので赤ちゃんもお母さんもお父さんも汗かいてカットしてる場合はあります。
うちの美容室では肌着でカットしちゃう赤ちゃんもいます。
肌着だと着替えも楽だし暑くないし一石二鳥です
赤ちゃんの服装の生地はナイロンであると紙もチクチクせずに、スムーズに取れてカット後のストレスが少ないです。
赤ちゃんや幼児はどうしても動いてしまうので、カットクロスの間から首元に髪の毛が落ちてしまったりします。
そうすると服についちゃったりします。
その服についちゃった髪の毛をスムーズに取れるのがナイロンの服なのです。
色々美容師目線で勝手に書いてみましたが、美容室は楽しんだりリラックスしたりする場所だと僕は思っています。
服も好きな服装でいいと思います。
答えになってないかもしれませんが、美容師目線で書く美容院に行く服装に思うことはこんな感じです。
美容師ももたくさんの注意を払って快適に美容院時間を過ごして頂きたいと思っています。
美容院でカットを楽しんでリラックスしよう