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2020/07/09

縮毛矯正のリタッチがおすすめ

縮毛矯正のリタッチとは、根元のくせが伸びてきた部分に縮毛矯正をかけ直すテクニックのひとつです。

ピンポイントでアイロンをかけ、くせ毛や天パで湿気の多い時期膨らみやすい髪の悩みを半永久的にストレートにするため、ダメージが最小限で髪の負担が少ない技術です。

 

 

 

リタッチで新たに伸びてきたくせ毛の根元部分とすでに縮毛矯正されている毛先の部分を同じサラサラなストレートにすることで毛先まで薬をつけずにさらさらでナチュラルな髪にします

 

 

いかに髪の毛にダメージをせず長持ちし半永久的に持続するかを考えた結果行き着いた手法です

 

リタッチカラーと同じ技術を用いています

ただ、美容師目線からするとリタッチカラーとリタッチ縮毛矯正はリタッチ縮毛矯正の方が難しいです

 

 

 

 

縮毛矯正のダメージを最小限に抑える

自然でナチュラルなストレートを維持するためには定期的な縮毛矯正のリタッチが必要です

 

リタッチの縮毛矯正をすることでカラーをもっと楽しむことができますしコーティング作用で髪質もサラサラ手触りのいいストレート毛が持続します

 

ダメージを最小限にするというところだけで行くとカラーもリタッチカラーだけの方がダメージが少ないです

 

 

どちらにしても縮毛矯正を2回目以降かける時は必ずリタッチ縮毛矯正をすることをお勧めします

それがまっすぐすぎるストレートやピンピンツンツン下とがったストレートではないことにつながります

 

 

毎回全体毛先までをかけると痛みでバサバサになる

 

毎回全体毛先まで縮毛矯正をかけることがとてもリスクの高い技術です

毎回毛先まで全体に縮毛矯正をかけてしまうと毛先がパサパサになりゴワゴワした質感になり最後はチリチリとした痛みのある髪質になって切れてしまいます

 

一度縮毛矯正をかけてツヤが出たから2回目も上から縮毛矯正をかければ艶が出ると思ったら大きな間違いです

 

毎回全体に薬を付けなければいけない理由はありません特例としてかけ直しなどでつけなければならない場合がありますがダメージのしない髪質を目指す場合リタッチでする縮毛矯正はとてもメリットのある技術です

 

 

 

例えば目玉焼き

 

目玉焼きは半熟で食べるのが一番美味しくないですか?

 

縮毛矯正を一回かけるのは半熟の目玉焼きを作ることなんです。

そうすると食べごろでプルンプルン、いい状態なんです。

 

そんないい状態が縮毛矯正を一回かけた髪の部分です。その状態をキープすることでサラサラで自然な質感をキープできます。

 

 

でも、また新しい生卵を同じフライパンで焼いたらどうでしょう。

 

 

新しい生卵は半熟目玉焼きにできますが

前回焼いた半熟目玉焼きは焦げてしまいます。

 

 

 

これが縮毛矯正のリタッチをおすすめしている理由です。

 

いい状態の半熟目玉焼きには熱を入れずにお皿に取りましょう。

そうするといい状態がキープできます。

 

毎回同じ作業を髪の毛で根元から毛先まで薬をつけてやっちゃうと毛先だけ焦げちゃって美味しくなくなっちゃうんです。

 

半熟目玉焼きをキープするためにリタッチ(伸びてきたくせの部分=生卵)だけ施術するのがベストです。

 

 

 

 

 

 

リタッチで失敗しないダメージレス縮毛矯正

リタッチの技術で失敗する場合はくせ毛の部分と縮毛矯正の部分の境目の塗り方がとても重要です

 

その目元の天然パーマの部分がうまく塗れていないとくせ毛の部分と縮毛矯正の部分が繋がらず良い仕上がりになりません

 

リタッチのやり方

 

リタッチのやり方は毛先のまっすぐな部分と目元のくせ毛の部分を見分け頭皮から一センチ話した部分から縮毛矯正の薬剤を塗布します

 

薬は均等に表裏、つけて放置時間の後薬剤の浸透を確かめて薬を流しますアイロン作業は全体の縮毛矯正と同じです

 

 

リタッチ縮毛矯正の境目の塗り方がポイント

 

リタッチの境目はとてもデリケートな部分です

しっかり薬が濡れていないとくせ毛が伸びませんしオーバーしすぎると髪のダメージになってチリチリになってしまいます

 

 

なので美容師も慎重に薬を塗っているのが分かると思います

 

適切な期間を開けてご来店されることでリタッチの失敗の確率が減ります

 

リタッチの期間や頻度

リタッチの頻度はどれぐらいか

髪型によってだいぶ個人差がありますが2回目以降のリタッチの頻度は2ヶ月から6ヶ月がおすすめです

 

うねりやアホ毛が出てきてドライヤーのブローでなんともできない場合がその方の

リタッチのかける時期です

 

髪の癖の出方でで許容範囲は人それぞれ違うので縮毛矯正の頻度は自分がかけたいと思った時で構いません

 

前髪などは特に天然パーマでボリュームが出て扱いにくくなります

前髪のみの縮毛矯正の頻度は短めです

 

 

 

リタッチの時期と期間どれぐらい周期

 

リタッチの多い時期は梅雨時期と修学旅行前

中学生高校生大学生などは修学旅行前、部活の合宿前に縮毛矯正をかける方もいらっしゃいます

 

湿気が多くなる梅雨時期なども縮毛矯正をかける頻度が高まる時期です

 

 

縮毛矯正をかけた後は薬剤の匂いが残ります

何日かたたないとその薬剤の匂いが取れないので匂いが嫌な場合はイベントの何日か前に縮毛矯正をかけましょう

 

 

 

 

定期的な周期でかけるお客様が多い

 

縮毛矯正はくせ毛が嫌でコンプレックスのように思っている方もたくさんいらっしゃいます

自宅でセルフ縮毛矯正はとてもリスクがあるので定期的な周期で縮毛矯正をかけて根元のカーブした強い天パをナチュラルでサラサラなまっすぐな髪の毛にしています

 

 

 

 

 

リタッチは何センチで来店するのがベストか

 

リタッチは何 CM で来店するのがベストかスタイリスト目線で語ります

 

 

リタッチは髪の毛の癖の度合いや髪型にもよって変わりますが4 CM ぐらいが一番綺麗にかかります

 

髪の毛は一ヶ月に何センチ伸びるので約4ヶ月後にリタッチ縮毛矯正の技術をするのがいいと思います

 

 

前回かけてから2ヶ月ぐらいで来店すると2センチしか伸びていません

 

2センチのリタッチは難易度が上がりかえってかけにくくなる場合もあります

 

 

 

 

 

二回目でどうしても全体をかけないといけない場合

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二回目でどうしても全体をかけ直す場合はくせの戻りがあって、前回の縮毛矯正が弱かった時です。

 

初めての縮毛矯正はくせやうねりが薬とどう反応するか未知数の部分があります。

なので薬をちょっと弱めでかける場合があります。(かかりすぎて痛まないように)

その場合は二回目でも全体をかけ半永久的にストレートが長持ちするようにします。

 

強いくせの場合も最初は反応を見ながら80%で縮毛矯正をかけて薬の反応を見る場合があります。

 

どうしても薬が強すぎて痛んでツンツンになってしまったり、チリチリになってからでは修復ができないのです。

 

 

 

 

 

 

 

リタッチの値段相場170

 

リタッチの値段は1万円から3万円です。美容院によって料金に差があります。

それは使用している薬剤、サービス、アフターフォロー、トリートメント込みなどで違いが出てしまいます。

全体とリタッチでは、値段が一緒の美容院とリタッチの料金を少し安めにしている美容院があります。

 

全体とリタッチでも縮毛矯正の工程は同じなので料金が同じ美容院にも納得です。

 

 

初めて縮毛矯正をした時は、次回のリタッチ根元だけをするときの値段や頻度などを相談しましょう。

 

 

全体の場合とリタッチの場合の時間は

 

全体の縮毛矯正は3時間、リタッチの縮毛矯正は2時間半です。

全体の縮毛矯正とリタッチの縮毛矯正との時間の差は10分から30分です。

全体をするほうが時間がかかります。

それは薬を塗る範囲が大きかったり、アイロンをしなければならい範囲が毛先までだったりと時間がかかります。

 

最初は薬の反応も未知数ですので、慎重にくせ毛を伸ばすために美容師さんはチェックをたくさんして失敗ないように施術をしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

リタッチカラーと縮毛矯正

 

リタッチ縮毛矯正と同じ技術でリタッチカラーがあります。

リタッチカラーも同様、毛先まで塗らずに伸びてきた地毛の黒い部分だけをピンポイントで塗る技法です。

 

毎回全体をぬらないので、痛みは最小限に抑えることができます。

 

このリタッチカラーは縮毛矯正との相性がとてもいいです。

 

その理由はカラーを毎回全体に塗ると毛先の縮毛矯正部分が徐々に痛んでしまうからです。

 

ほんとに縮毛矯正を長持ちさせたいときはリタッチカラー、リタッチ縮毛矯正をして毛先にニュアンスを持たせて痛ませないのがサラサラな質感を残すコツです。

 

最近は低アルカリ高還元の薬剤も出てきているので、アルカリで痛ませずにくせやうねりをまっすぐする技術が進歩しています。

 

 

 

 

 

ダメージさせないヘアケアが大事

 

リタッチ縮毛矯正を、リタッチカラーして毛先をダメージさせない予防が大事。

 

もちろんデジタルパーマ、デジパーを毛先にするとカールは楽しめるけど、ダメージは必須になります。

 

毛先への薬剤の回避ともう一つ重要なのが自宅でのヘアケア。

 

 

 

自宅でのヘアケアは縮毛矯正で痛んでいる髪をそれ以上痛ませないようにする事。

 

シャンプーやトリートメントを痛まないようにやり、ブラシで髪を梳いて、ドライヤーでブローします。

 

日々のヘアケアでリタッチで毛先をいたわっている縮毛矯正の艶を長持ちさせることができます。

 

何もしないと乾燥して縮毛矯正の痛み特有のパサパサ感が出てきて、手触り指通りが悪くなってしまいます。

 

毎日を丁寧にヘアケアすることが一番の近道です。

 

 

アウトバストリートメントはオイル系を使いましょう。

 

縮毛矯正とオイルの流さないトリートメントは相性がいいので迷ったらオイルを使いましょう。

 

 

 

 

 

 

リタッチ縮毛矯正の疑問

 

美容院のメニューに縮毛矯正のリタッチない場合

美容院のメニューにリタッチ縮毛矯正の表記がない場合でも、2回目以降はリタッチをする美容院がほとんどです。

表記がない場合は全体縮毛矯正と同じ値段だということです。

毛先に縮毛矯正毛が残っている場合、美容師は第一にリタッチの技術を選択して施術を進めます。

不安な場合は「根元だけで」とお願いしましょう。

 

 

 

 

リタッチは前回やったお店でやる?

 

縮毛矯正のリタッチはどこでも出来ます。

できるなら、前回やった美容院でするのをおすすめします。

 

美容師側からすると、前回の薬の反応を見て、次回ご来店時のくせの戻りを見て、リタッチをする薬の選定と放置時間、アイロンの熱温度とスルー時間などを決めます。

(カルテ管理をしているので前回の薬はわかったうえで)

 

同じ美容院で縮毛矯正を続けるとリタッチの成功確率が上がるんです。

 

なので毎回違う美容院に行くと、美容師側は一からあなたの髪質を判断しなければならないので難しいんです。

 

コンプレックスなどでくせの悩みを抱えている方、生まれながらで縮毛で膨らんじゃうなどストレートにこだわりのある方は、お気に入りの美容室を見つけて何年も通っていますよ。

 

 

 

 

 

リタッチは前髪も含まれるか

 

縮毛矯正リタッチは前髪も含まれます。

なので、伸びたくせ(前髪含めた)全部を根元だけ伸ばしてくれますよ。

 

どの美容院でもそうなので安心してください。

 

 

 

 

 

 

 

セルフ縮毛矯正は絶対ダメ、ダメージ必須

 

 

セルフ縮毛矯正だけは絶対やめましょう。

縮毛矯正の薬は美容院でもトップクラスの強い薬です。

市販で売っている縮毛矯正はもちろんメルカリやヤフオクなどで美容専売品のプロ仕様の薬剤で自宅で縮毛矯正は成功確率がとても低いので止めてください。

 

 

うちの美容院ではセルフ縮毛矯正を自宅でやってゴワゴワになって痛んだから直してほしいという方がいらっしゃいますが、お断りします。

 

まっすぐツンツンしちゃったぐらいならいいのですが、

 

セルフ縮毛矯正で技術者から見て一番厄介なところはダメージが均等でないこと。

 

自分で塗る薬はたいてい顔周りが痛みやすく、後ろが塗れずにくせが残った状態です。

 

なのでそのチリチリした部分とと、くせが残った部分と塗り分けがとても難易度が高く、失敗の確率が高くなるからなんです。

 

安いから自分でやってみてダメならプロにお願いしようなんて考えている方もいらっしゃると思いますが、髪は痛んでからでは遅いのでプロにお願いするのがいいと思います。

 

サラサラでナチュラルなストレートを目指すなら美容院でやりましょう。