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2021/06/12

縮毛矯正ボブぺったんこの直し方

 

今回は縮毛矯正を美容院でかけて

 

「ぺったんこだね」

とか

「こけしっぽい」

 

とか言われちゃった方にボブぺったんこの直し方の悩みを現役スタイリストが答えてみようと思います。

 

 

これから縮毛矯正をかける方も

 

「ぺったんこになりたくない」

 

「ふんわりさせたい」

 

なんて方は読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縮毛矯正のボブはなぜ失敗ぺったんこ・こけしになるのか?

 

美容師が真剣に縮毛矯正をかけて、なんでぺったんこ・こけしになるのか疑問ですよね。

 

その理由は

  • 縮毛矯正でサラサラになる
  • ボブという髪型の特性

 

この二つです。

 

特に「ぺちゃんこ」という失敗?はボブに限らずショートやメンズ、などにも言える事ですね。

 

 

 

 

・縮毛矯正でサラサラになる (なりすぎると…)

縮毛矯正は薬剤とアイロンを使ってくせ毛を髪を半永久的にまっすぐにするメニューです。

遺伝やホルモンバランスでボリュームや天パを解消する技術。

そのストレートがまっすぐすぎるとぺちゃんこになっちゃうんです。

なので

 

くせ毛うねり強い(ボリューム出る) → 自然にふんわりまっすぐ(ボリュームダウン)

→ ピンピンツンツンなまっすぐ(ぺっちゃんこ)

 

という感じでくせを伸ばす縮毛矯正のパワーが強すぎると「ぺっちゃんこ」になっちゃうんです。

 

 

程よいパワーで縮毛矯正がストレートにできるとぺっちゃんこになりません。

 

そう、美容師さんの技術次第なんです。

(でも弱すぎるとかけ直しだし、かけ直しのダメージも心配だし、初めてだとどれぐらいの薬で地毛のうねうねがとれるかはわからないし、梅雨時期だから強めでないと持ちが悪いし、軟化、還元、酸化……)

 

と、いろいろ考えてます。

 

難しいんですよ。正直。でもそれをやるのが美容師のお仕事ですもんね。

 

 

 

 

 

・ボブという髪型の特性

髪がまっすぐな髪質でボブをカットすると、こけしっぽくなりやすいですよね。

特に縮毛矯正のサラサラな質感になると髪がピーンと尖る感じだとさらにこけし風のシルエットになっちゃいます。

 

なのでボブのレングス設定はとても重要。

グラボブやレイヤーボブなどの表面に段が入ったスタイルは、こけしに見えにくいですが切りっぱなしボブは毛先を外ハネにしっかりコテでセットしないとthe(こけし)になっちゃうので注意が必要です。

ちなみに黒髪だとなおさらこけしっぽくなっいますよね…。

 

 

 

縮毛矯正のボブはワンカールでふんわりさせるが理想

 

ボブで縮毛矯正をかける時は前髪ありでも前下がりボブでもトップふんわりさせるのを目指して施術をします。ふんわりさせるけど、ボリュームダウンはさせたい。

 

トップをふんわりさせるのは縮毛矯正に限らず、ボブでもショートでもロングでも髪型をかわいくするうえで重要なポイント。

 

そして切りっぱなしボブでない限り、毛先はワンカールがオーダーとして多く、柔らかい印象になります。

ぺったんこ・こけしにならないように薬剤やアイロンの温度、ダメージの具合、髪の長さ設定などを決めています。

 

 

 

 

 

 

縮毛矯正ぺったんこの直し方

 

 

縮毛矯正でぺったんこになった髪の直し方は、カーラーでくせ付けするか、ドライヤーで根元を立ち上げるように乾かすかの2つの方法です。

パーマや縮毛矯正のかけ直しで直ることは痛んで現実的ではないので、おすすめ出来ません。2ヵ月すると地毛が2センチ伸びて根元が立ち上がり、自然にふんわりしてきます。

 

 

ぺったんこになるのは根元ギリギリまで縮毛矯正が効いてるということ。

なので地毛が伸びればぺったんこは解消されて自然なふんわりボリュームになります。

 

そしてさらに時間がつとボリュームが爆発してまたリタッチで根元を縮毛矯正かけたくなる周期になります。

 

 

自分でボブぺったんこを直す

 

カーラーでくせ付けする

 

一つ目は寝る前やブロー前にカーラーでくせ付けする方法です。

カーラーを巻くのはふんわりさせたいトップに3本だけ。

カーラーは大きめのカーラーで根元までしっかり巻き込むことでふんわり感がキープ出来ます。

縮毛矯正をすると髪がサラサラでカーラーが巻きにくくなりますので、軽く湿らしてから巻くとやりやすいです。

 

ドライヤーで根元を立ち上げるように乾かす

 

普段、ドライヤーで縮毛矯正の髪をセットするときは上から下に風を当て乾かしますが、ぺったんこになった髪にその乾かし方をするとよりボリュームダウンしてしまいます。

 

なので、最初に根元を乾かすタイミングで前から後ろに、額からつむじ方向に風を当て毛根の生えている向きの逆行するするように乾かすと、いくらかふんわりします。

 

乾かしすぎるとパサパサになってまとまりが悪くなるので最初の根元を乾かす時だけにしましょう。

 

 

 

 

縮毛矯正の広がる、はねるはブロー方法で解決できるよ

 

縮毛矯正で毛先が広がったり、はねるというのは乾かし方でだいぶ解消できます。

 

縮毛矯正で広がる場合

 

縮毛矯正をかけたのに広がってしまう場合は毛先が痛んでパサパサになっている可能性があります。 対処としては流さないヘアオイルでパサつきを抑える事。

ヘアオイルは乾かす前に塗れている髪に馴染ませてから乾かすと髪が広がらずに手触り指通りのいいサラサラな髪に仕上がります。

乾いたらもうワンプッシュヘアオイルを毛先に馴染ませるとダメージ予防にもなりケアが出来ます。

 

 

縮毛矯正ではねる場合

 

縮毛矯正で毛先がはねてしまう場合は、乾かす風の方向が悪いのかも。

髪の毛は風を当てた方にカーブして乾いてしまいます。

利き手でずっとドライヤーを持たずに、左右持ち替えて内側に髪が乾くように工夫してみてください。

 

それでもはねてしまう場合は縮毛矯正の効きが弱く、うねりが取り切れていないのかもしれません。

効果が弱かった場合はアイロンやコテで強制的にはねないようにするか、ブラシで頑張ってブローしないと直りません。

 

 

 

 

 

ぺったんこメンズの直し方

 

メンズのぺちゃんこの直し方は、ドライヤーで直すことは難しいです。

なのでカールアイロン18ミリなどで熱を加えてまっすぐをコテでくせ付けしてワックスをつけるのが一番です。

 

男性のショートだと毛先をコテでカールをつけると、ワックスをつけたときにボリュームが出やすくなります。縮毛矯正のままだとサラサラすぎてワックスをつけても形がつきません。

 

なのでコテを練習して動きを出すのがぺったんこの解消法です。

 

メンズの場合は縮毛矯正を全体にかけずに、顔周りなど(もみあげまで)のピンポイントでかけると顔がひきしまり、スタイリングもしやすくなるのでおすすめです。

無理に全体をかける必要はありません。

 

部分の縮毛矯正の場合は全体の地毛に馴染むように毛先の処理が重要でピーンとまっすぐすぎるストレートは避けたほうがいいです。

 

 

 

 

 

縮毛矯正のボブをふんわりさせるのは施術中に決まる

自分があなたのスタイリストだったらぺったんこにならない方法を使って縮毛矯正をかけます

ふんわりなるかならないかは縮毛矯正をかけている瞬間に90%以上決まってしまいます。

 

 

 

 

自宅でのセット方法よりも、

 

  • どうかけてもらう
  • どれぐらいの髪の長さ
  • どの形にする

 

 

の方がよっぽど大事なんです。

美容師さんや美容院の口コミなどをみてサロン選びをするのもおすすめです。

芸能人なんかは腕利きのサロンでリタッチメンテナンスしてるんでしょうね。

 

 

美容師さんによって工程、施術方法は様々ですが、うちのサロンでやってる「ペッちゃんこ、こけし」

にならない縮毛矯正のかけ方のテクニックを書いてみます。

 

 

 

 

 

ふんわりさせたいところは薬剤を塗らない

 

ふんわりさせたい上の部分は薬剤を塗らないとぺちゃんこにならないので、わざと3センチあけて

ストレートの薬をつけます。

 

そうすると地毛の部分が3センチ残ってふんわりします。

 

メリットはふんわりすること、デメリットはくせが残ること、アホ毛が出やすい事。

これはお客様とカウンセリング時に伝えてます。

 

  • ギリギリまで薬をつけて持ちをよくする
  • 3センチあけてふんわりを重視する

 

どっちにせよ、よくコミュニケーションを取って施術後のイメージを共有します。

そして施術をします。

 

 

 

まっすぐすぎないように毛先をデジタルパーマでワンカールする

 

毛先にデジタルパーマをかけてワンカール入れるだけで、スタイリングすると根元のふんわり感が出ます。

毛先は痛みやすいので日頃のケアは大事になりますが毛先の内巻きは全体の印象を女性らしいフェミニンな印象にもなり優しいイメージです。

 

 

 

ワンカール内巻きを使う

 

初めて縮毛矯正を全体にかける場合のみデジタルパーマを使ってワンカールを作らなくても毛先のツンツンまっすぐは自然にカーブさせることが出来ます。

 

薬の選定と2剤の塗布前にあるテクニックをするのですが、(マニアックすぎるのでここでは省略)

そうすると根元から中間まではうねりくせ毛がとれて、毛先は自然に柔らかい質感になり、よりナチュラルな仕上がりになります。

 

毛先の表情でだいぶ、こけし感はなくせます。

 

 

 

 

コスメ縮毛矯正でかける

コスメ縮毛矯正は医薬部外品と違い化粧品登録なので優しい縮毛矯正をかけることができます。

 

なので全体にかけたとしても根元がペッちゃんこになりにくく仕上がりのシルエットも丸みのある自然な地毛に近い手触りです。

持続力が少な目でかけ直しの頻度は早いですが、一番自然にくせを伸ばす事の出来る薬剤です。

匂いもシステアミンで残りやすいですが、メリットも多いです。

 

 

 

 

 

初めてでもぺったんこにならない後悔しない為に美容師に伝える事

カウンセリング時の伝え方 根元浮かす ワンカール毛先 弱めにかける前回の段落を踏まえて

 

自分のくせの許容範囲があると思いますが

 

 

優先順位が

 

ぺったんこ < くせを伸ばす

 

 

であれば髪型をミディアムヘアからロングにしてぺったんこが目立ちにくくする方が無難です。

 

 

 

ぺったんこ  > くせを伸ばす

 

であれば

  • 「持ちがちょっと悪くてもいいので、根元をあけてふんわり重視でお願いします。」
  • 「弱めの薬でまっすぐすぎなくても大丈夫です」

 

などぺったんこ嫌な事を伝えると美容師さんも安心して工程ややり方を変えてくれますよ。

 

 

 

他にもあなたの髪質にあったメニューを提案してもらえるかもしれません。

 

 

 

 

 

縮毛矯正でボブはもったいない?

 

ってよく聞くけど、

ロングと比べると頻度高めでリタッチをかけ直さないといけないからもったいないと思われている用で…。

 

 

でも正直、ロングでもボブでも2回目にかける周期はもともとのくせの強さと本人の許容範囲で決まるので、

ロングでもボブでもそのお客様の頻度はあまり変わらないです。

 

 

(ロング・ボブ)とショートを比べると周期に差があって、ショートが早めです。

 

 

 

 

 

縮毛矯正でもふんわりならボブでも、もったいなくない

 

ボブの縮毛矯正は最高にコスパのいい髪型です。

 

  1. 乾くのはめっちゃ早い
  2. 肩に当たらなければはねない
  3. 長めボブなら結べる
  4. カットで小顔効果も出る
  5. ボブなら毛先の痛みも気になりにくい
  6. カラーも楽しめる
  7. 前髪も作れる
  8. 年齢が高くなってもできる髪型
  9. ツヤ感キープしやすい
  10. 襟足きれいに見える

 

 

っていい事ばっかりです。

 

 

 

 

こんな人にオススメ縮毛矯正ボブの髪型

 

縮毛矯正高校生ボブ

高校生ボブは前髪ありの切りっぱなしボブがおすすめ。

 

長め切りっぱなしボブは部活中やバイト中、勉強中、などは結ぶこともできるし、耳にかけることも出来ます。

ボブだと縮毛矯正もバレにくいのも特徴。

インスタでもよく写真にあるのはハイトーンのヘアカラーの入った切りっぱなしボブ。

 

修学旅行の時も扱いが簡単で早く乾いてお風呂上がりのストレスもないです。

 

縮毛矯正40代ボブ

40代ボブはレイヤーの入った短めボブ。

表面はふんわりさせてぺったんこになりやすい年代でも縮毛矯正を楽しめるように。

カラーは黒髪やダークトーンでツヤ感重視。

加齢でダメージしやすい髪を考慮して短めボブにすることでチリチリした毛先のダメージがないように、ヘアケアも簡単になります。

 

 

縮毛矯正30代ボブ

30代ボブはワンカールの長めボブ。

面長でも丸顔でも似合うように前髪でバランスを調整します。

アレンジもしやすく、子育て世代でも楽しみを残しながら縮毛矯正をかけれます。

もちろん長めボブは子育てで顔周りがうるさい髪をゴムで結ぶこともできるのがポイント。

 

まだ髪が元気なので明るめカラーで、垢ぬけ感を狙ってハイライトを入れるのもおすすめ。

 

かわいい肩上ボブが働くママさんを際立たせます。

 

 

縮毛矯正50代ボブ

50代ボブはショートボブがおすすめ。

白髪染めも必須になってくる年代はダメージケアが大切。

軟毛猫っ毛の場合は部分縮毛矯正でダメージを最小限にして指通りのいいツヤ感アップの髪を目指しましょう。

 

シャギーをいれて表面のふんわり感をキープしながらひし形シルエットで上品に。