2022/07/25
縮毛矯正メンズはマッシュで失敗なし

縮毛矯正メンズ、マッシュのビフォーアフター
今回は縮毛矯正をしながらメンズマッシュをカットしていきます。
お客様でもくせ毛でキレイなマッシュにならない、セットしてもボリュームが出すぎてしまうなどマッシュのスタイリングをしにくい髪質の方がいらっしゃいます。
そんな時は縮毛矯正をして髪質をサラサラにしながら力の抜けた自然なマッシュにすることをおすすめしています。
今回のお客様もくせ毛でセットが難しいとのことでした。
多毛やくせ毛、湿気で広がっちゃう毛で毎日朝、自分でアイロンをかけている男性なんかは縮毛矯正をすると楽ちんになりますよ。
縮毛矯正メンズマッシュビフォー
前回縮毛矯正をかけて4か月の男性のお客様。
根元からくせ毛が出てきているのがわかります。
前回の縮毛矯正部分は8割ストレート毛が残っていました。
今回はより自然なストレートのマッシュにするので毛先のかかっている部分はトリートメント処理のみの、髪に負担の少ない施術となりました。
縮毛矯正はカラーやパーマよりも薬が強く既ストレート部分の重ね塗りは慎重に考えないといけません。
仕上げたい髪型や求める質感などで塗るかを毎回決めています。
縮毛矯正メンズでもリタッチは必要
前回の縮毛矯正が毛先に残っている状態だったので今回はリタッチの技術を選択。
毛先はトリートメント処理でおさまりがいい髪質を目指します。
リタッチっていうのは伸びてきた根元の部分だけ薬を付ける技術のこと。
今回のリタッチは6センチでした。
無理に毛先につけないことでダメージを最小限に抑えることができます。
縮毛矯正はかければかけるほどくせ毛が伸びてストレートな髪になるわけではありません。
適切な薬剤選定とアイロン操作でくせ毛を伸ばします。
一度伸ばしたところは半永久的にまっすぐな状態のままキープされます。
なのでそのまっすぐな状態の髪にまた縮毛矯正の薬を付けると髪が傷んでジリジリな状態になってしまい、最悪切れてしまいます。
髪の体力を見極めて塗分けをするのがとても大事なんです。
縮毛矯正の中間処理は質感アップに重要
今回は
- ヒタ1&5トリートメント
- ディープレイヤー2
でしっかり補修。
縮毛矯正の1液塗布後は髪がアルカリで膨潤します。
その時に髪の栄養分を補充しておくと縮毛矯正の持ちがよく、手触りもよくなります。
薬の反応を邪魔しないタンパク質やケラチン、などを効果的に補給しておくことでメンズの縮毛矯正も仕上がりがぐっと良くなります。
中間処理中の髪。
1液はシャンプーで一度落として中間処理を行います。
タイミングも重要です。
トリートメント処理は髪のダメージによって使い分けます。
今回のダメージはミドルレベルでした。
処方は
マルチCMCとラウロイルグルタミン酸、オレイン酸フィトステリル、加水分解ケラチン、ケラチンPPTなどを髪内部に補充します。
補充のあとはPHコントロール剤でキューティクルを収斂させて内部に閉じ込めます。
どうしても縮毛矯正剤のアルカリ剤でキューティクルや髪内部のタンパク質がダメージしてしまうんです。
なのでダメージに応じてサロン専用のトリートメントの処方が必要なんです。
メンズの髪型はショートが多いので、手触りや質感はスタイリングにとても影響します。
メンズ縮毛矯正こそ内部トリートメントに重点を置いているサロンでかけるのが成功の近道です。
縮毛矯正のアイロン作業は180度で熱処理
中間のトリートメントを注入したらアイロンでしっかりくせ毛を自然に伸ばしてタンパク質を閉じ込めます。
アイロンはADSTのDS2。
髪をはさんでも、熱の低下が少ないプロ仕様のアイロン。
これはめっちゃ使いやすい。
最近の縮毛矯正剤は低アルカリ、高還元で髪の表面にダメージを与えにくい薬になっています。
昔の高アルカリ高還元ではないので途中の還元チェックが難しくなるけど髪の仕上がりは圧倒的にナチュラルな地毛のような仕上がりになります。
プレスする力も引っ張ることもなくお客様も施術中はストレスが少ないです。
髪の水分をここでしっかり飛ばして酸化を促します。
今回はPHが高かったので過酸化水素で2液処理。
時間は5分でしっかり酸化します。
酸化作業も過酸化水素かブロム酸かを仕上がりと使用した薬剤で使い分けます。
縮毛矯正メンズマッシュアフター
仕上がりは自然なストレートでツヤ感もアップします。
カラーをしている部分とのつなぎ目もナチュラルにしてなじませませてあります。
これも低アルカリで高還元の薬剤の良さです。
今回の還元剤は
- チオグリコール酸
- システアミン
のダブル還元で施術しています。
チオグリコール酸だけだとまっすぐになりすぎるPHで作られている薬剤が多く、メンズの縮毛矯正に使うにはじゃじゃ馬な感じ。
システアミンだけだと髪の芯まであるくせを取りにくいです、仕上がりは柔らかいんですけどね。
なのでダブル処方でPHを落としてアルカリ度も落としてゆっくり時間かけて還元させます。
ツンツンしたカッパのような縮毛矯正明らかにしたような質感は出しません。
柔らかく、そして地毛のような仕上がりを目指しています。
そうするとセットも簡単になってスタイリングがしやすくなります。
自然なメンズ縮毛矯正はノーセットでもオッケー
自然なメンズ縮毛矯正はノーセットで乾かすだけで決まるスタイル。
特にマッシュはノーセットでも万能の髪型。
流さないトリートメントやヘアオイルで質感を仕上げればセットいらずです。
ヘアオイルはドライヤーで乾かすときと朝の寝ぐせ直しの時にワンプッシュつけるだけでメンズマッシュの完成です。
夏は紫外線も強いので表面もしっかりヘアオイルでヘアケアすることで縮毛矯正の持ちもよくなります。
学生さんや社会人の方でも自然なストレートでセットがとても簡単です。
部活で汗をかいてもスーツでビジネスマンとして決めないといけないときも縮毛矯正をかけておくことで楽ちんです。
日中のヘアスタイルの崩れも簡単に直すことが出来ますし、毎日形状記憶のように決まります。
毛先がはねたり、くせがでてスタイリングしにくいこともないので忙しいメンズにもおすすめのメニューです。
とくにメンズマッシュは縮毛矯正との相性がいいです。
メンズ縮毛矯正はマッシュで失敗しない自然を目指す
メンズ縮毛矯正で大事なのは3つ
1.髪が長めで縮毛矯正をかける
2.縮毛矯正を弱めでかける
3.マッシュで表面長めでかける
-
髪が長めで縮毛矯正をかける
髪が長めだと、ストレートになってもはねません。
頭の丸みに沿って自然なラインに収まります。
髪が長いと髪の重さで収まるのもありますよね。
なのでメンズで縮毛矯正をかけたいって時は、まずかけれる長さまで伸ばすが最優先です。
無理にかけちゃうとピンピンツンツンになっちゃうので注意が必要です。
まっすぐすぎるとメンズでもセットがやりにくくなっちゃいます。
-
縮毛矯正を弱めでかける
男性でストレートをかける時は弱めの縮毛矯正がスタンダードです。
よほど天パでうねりが強いでなければ髪に優しいパワーで柔らかくボリュームダウンさせるぐらいの縮毛矯正にします。
その方がセットもしやすくダメージも少ないです。
手触り指通りもよく髪がピーンと尖る事もないのでマッシュからセンターパートまでいろいろな髪型にチャレンジできます。
持ちが悪いのがデメリットなので定期的にリタッチをしてくせを伸ばしましょう。
-
マッシュで表面長めでかける
カッパにならない最大の予防は表面の髪の長さ。
メンズでカッパになるのは長さがギリギリの状態で縮毛矯正をかけるからなんです。
マッシュは表面の髪が長めでカッパになりようがありません。
マッシュとストレート毛の髪質は相性がよく、スタイリングもしやすいので、縮毛矯正をかける場合はまず髪を伸ばして表面はあまり短く切られないように注意してください。
一カ月1センチ伸びる髪を伸ばすのは大変。
メンズショートはトップの長さが短いほうがセットしやすいので美容師さんもトップを短く切りがちです。
だから今後縮毛矯正をかける予定がある場合は
「何か月後に縮毛矯正をかけたい」
「ツンツンしないようにトップの髪の長さを残してカットしてください」
って注文すると絶対わかってくれます。
そう、メンズで自然な縮毛矯正をかける条件は
カッパになる条件とは逆なんです。
美容師に任せて
縮毛矯正メンズはダサいと言わせない
メンズの縮毛矯正の失敗、この3つが多いですね
・髪が短すぎた
・薬強すぎた
・髪が太い
-
髪が短すぎて失敗
縮毛矯正をかける髪が短いと失敗しやすいです。
髪が短くて縮毛矯正の薬剤を使うときはどうしても強めの薬を使ってかけます。
理由は弱めの薬剤でかけてうねりが取れないときがあるからです。
そうすると女性のボブのような長さと違って伸びていない印象になってしまうんです。
なので弱めでかけるのを選択しにくくなります。
強めにかけるとツンツンして真っすぐになりすぎてしまってカッパのような広がった縮毛矯正の髪型になってしまうんです。
どうしても短い髪に縮毛矯正をかけたいときはリスクがあることを理解しましょう。
-
薬が強すぎて失敗
薬が強すぎるのは美容師の選定ミスです。
薬が強いとしっかりかかる
薬がちょうどいいと自然にかかる
薬が弱いとくせが伸びない
と薬でくせの伸びが変わります。
この選定はやってみないとわからないのですが、くせを見て経験値で薬を選びます。
これで選定した薬が
強すぎてピンピンになっちゃったのがカッパのような髪質です。
初めての方に縮毛矯正をかけるのとっても難しいんですよ。
でも、
薬以外にも真っすぐになりすぎちゃう要素はあるので、薬が強すぎたら他の要素で自然な仕上がりになるように調整できるのが経験値の多い美容師さん。
今は薬も良くなっているのでそんな失敗もあまりないですけどね。
-
髪が太くて失敗
髪が太い人は薬剤の浸透が遅く、ゆっくり時間をかけないとストレートになりません。
ただ、こんど薬を置きすぎても浸透しすぎて真っすぐになりすぎちゃう場合もあります。
髪が太い人はストライクゾーンが広いようで狭いんです。
自然な仕上がりにするのが難しいのが髪が太くてボリュームのあるお客様。
でも大丈夫、そんなメンズでも自然にかけることが出来ます。
やっぱり経験値が大事。
髪が太くてくせがある方の髪の扱いにくさを考えれば縮毛矯正をかけたほうが絶対楽ですもんね。
縮毛矯正メンズの失敗確率は?
失敗の確率は?
メンズの縮毛矯正の失敗確率は美容院によってだいぶ差があります。
一年を通して失敗しないお店もあれば、半年に一回失敗してしまうお店もあります。
個人的に思うのは低価格サロンの場合、時間に追われてストレートをしているので、失敗の確率が上がってしまうのかなと思います。
薬を置く時間が余裕もって取れなかったり、アイロンをするスライスが厚くて、しっかり中まで熱が伝えきれてなかったりと。
薬剤の質も心配です。
薄利多売のサロンであれば薬剤の単価も抑えたいので薬剤の質も落ちるのは必然。
失敗確率を下げたい場合は平均価格より高めの美容院で施術をしてもらう方が失敗確率下がりますね。
あとは、
髪の長さを伸ばしてストレートにする
短髪ショートでストレートしない
など自分で努力できるところはやっておくと失敗確率がもっと下がります。
遺伝でくせが強く、縮毛矯正をかけてもうねりが残る失敗だったりは美容師さんにお願いしてお直しをしてもらうのが一番です。
縮毛矯正メンズの頼み方【魔法の言葉】
失敗が怖くて縮毛矯正をかけれないって方もいらっしゃいますよね。
実際縮毛矯正の失敗画像とかってたくさんあるし、ネガティブは印象に残りやすいですしね。
でも担当された美容師さんも一生懸命メンズに似合う縮毛矯正をかけてくれてます。
失敗しないのがプロだけど、
初めての縮毛矯正は美容師も緊張します。
なので、
ピンピン真っすぐになりすぎてカッパになっちゃうような失敗が嫌なら
メンズの縮毛矯正を自然な仕上がりにする魔法の頼み方
「初めてなので弱めに縮毛矯正をかけてください」
っていうのが魔法の言葉。
そうするとちょっとうねりが残ってもピンピンには絶対かけません。
そして美容師さんとお客様で仕上がりを共有。
↓
3か月後4か月後に二回目をかける
「前回よりもう少し強めでかけてほしい」
「前回の強さで満足しているから今回も一緒の強さで」
「もっと長持ちするようになりますか?」
とか前回のかけた経験が今回の注文に具体的な説明が出来ます。
そうすると理想の仕上がりの縮毛矯正に近づきます。
美容師側も前回の
- 薬の選定
- 放置時間
- アイロン温度
- スライスの厚さ
- 二液の種類
など、
そのくせに対する経験があります。
改善が出来るのでよりお客様の理想のストレートになれる成功確率が上がります。
そうやって担当美容師さんとの信頼関係を作っていくと、めっちゃ縮毛矯正ライフが楽しめますよ。
毎回違う担当の方に縮毛矯正を頼むより、
毎回同じ担当の方に縮毛矯正をかけるほうが絶対成功します。
二回目以降はリタッチがおすすめ
縮毛矯正は基本かけた所は二回目薬を付けません。
縮毛矯正じたい、半永久的にまっすぐになるからです。
なので二回目以降は根元の伸びてきた地毛の部分だけ薬をつけます。
それが【リタッチ】と呼ばれる技術です。
毎回毛先まで薬を塗ってきたら、パサパサダメージが蓄積して手触りが悪くなっちゃいます。
メンズでも日頃のヘアケアが大切なんです。
でも
リタッチで1つ例外があります。
それは前回の縮毛矯正が弱かった時です。
その時だけ前回のかけた所も薬をつけて真っすぐにします。
つまり
弱め → 強め
にやり直しは出来るけど、
強め → 弱め
にやり直しは出来ない。
んです。
なので初回の縮毛矯正は弱めがいいんです。
初回ちょっと弱かったなら、二回目にもう一度同じ場所をかけてもらえばくせが伸びるので大丈夫。
でも、
初回でマックス強めの縮毛矯正をかけると次回かかってるところを弱めにしてくださいって注文しても、強め真っすぐを直すことは出来ません。
なので、メンズで縮毛矯正を頼むときは、
2回3回通って強さを自分好みにコントロールしていく
って気持ちが重要。
縮毛矯正メンズでかけるか迷ったら
中学生高校生でも縮毛矯正はかけれる
やったことのないメニューは心配になりますよね。
でも自然にかければ学生さんでもかけることが出来ます。
特に部活で汗を毎日かく学生さんは顔周りだけでもポイント縮毛矯正をかけるだけで日々のストレスがかなり軽減できます。
湿気の多い時期や夏合宿など髪型に時間をかけれないときは自宅でするアイロンよりはるかに持ちのいい縮毛矯正をかけることをお勧めします。
縮毛矯正中学生男子は
こちらの記事を
くせが弱い男性も縮毛矯正をかけています
くせが弱いから自分が縮毛矯正をかける意味なんてないんじゃないか?
って思っている男性がいたら、一度弱めの縮毛矯正をかけることをすすめたいです。
弱めでも部分的にうねるくせなどは見た目のくせ以上にスタイリングがしにくいですよね。
そんなときは美容師さんに相談が一番ですが
個人的には
一度部分的な縮毛矯正ストレートをかけて、やりやすさを実感していただきたいです。
そうすることで自分の中に判断基準ができるので、
「必要なかった」
「セットが楽になった」
など考えることが出来るからです。
迷ったら10代20代のうちに一度かけて縮毛矯正ってこんな感じを体験のがおすすめ。
特に何度も担当してくれている美容師さんにカットの時相談するといろいろなアドバイスをしてくれると思います。
美容師側も
「縮毛矯正かけたらセットが楽そうだな…」
ってカットしながら思うことありますので。
毎日アイロンで髪が傷んでいる、毛先がパサパサになっちゃったなど、日々のスタイリングで悩みがあったら縮毛矯正の出番かも。
縮毛矯正のメンズのおすすめ髪型はマッシュ
縮毛矯正メンズのおすすめ髪型はマッシュ。
メンズマッシュは人気はもちろん縮毛矯正との相性がバツグン。
カッパにならない要素全部って感じ。
失敗もまずないしストレートにするならまずマッシュを目指そう。
マッシュはトップが長めで広がりを抑えてくれます。
顔周りに強いくせがある男性も上から重めの髪がくせを隠してくれるし、伸びてきてもうねりが気になりにくい。
マッシュはツーブロックとの相性もいい
ツーブロックとの相性もいいのがマッシュのいいところ。
タイトな印象にしたいときはツーブロックの範囲を広く。
ふんわりな印象にしたいときはツーブロックの範囲を狭く。
チラ見せでおしゃれ感アップ。
高校生でも挑戦しやすい髪型です。
縮毛矯正マッシュのセット方法
縮毛矯正マッシュのセット方法は
- 乾かし方
- スタイリング剤
がポイント。
縮毛矯正特有の髪の特徴を理解して乾かしながら、ヘアケアしてスタイリングしやすいコンディションを作ります。
スタイリング剤はワックスかバームでシルエット重視です。
乾かし方
縮毛矯正の髪の乾かし方はオーバードライにならないように注意が必要。
オーバードライって乾かしすぎのこと。
縮毛矯正の髪は油分水分がバージン毛より少なめなのですぐ乾いちゃいます。
なので、ラフに乾かしたいときは流さないトリートメントを濡れてる髪につけてから乾かすとちょうどいいです。
乾かす時はトップにボリュームを持たせるようにふんわりさせながら乾かします。
前髪はタイトに上からつぶすように。
前髪を流したいときは流したい方向にドライヤーの風を当てる。
スタイリング剤
スタイリング剤はワックスかバームで仕上げる。
セットは乾かし方で80%決まっちゃいます。
スタイリング剤は好みの質感をプラスするイメージ。
ナチュラルで自然な仕上がりにしたいときは、流さないトリートメントだけで、サラサラに仕上げるのもおすすめ。(ケア大事)
縮毛矯正の髪特有のボリュームダウンで柔らかくツヤのある質感は女子ウケもいいよ。
ヘアケアを気にしておくと縮毛矯正の髪も長持ちして扱いやすさがキープできるしね。
縮毛矯正でぺったんこの直し方
縮毛矯正でぺったんこになってしまったら乾かすときに根元にボリュームを出すのが必要。
サラサラになりすぎてボリュームがなくなりすぎちゃう場合があります。
まずはドライの時にドライヤーで根元を立ち上げるように乾かしてください。
それからアイロンで毛先を少し丸めるようにするとぺったんこな感じは緩めることが出来ます。
ぺったんこになってしまった場合は次回の縮毛矯正の時、前回の縮毛矯正より弱めにかけてもらいましょう。
そうすることでふんわりする質感で仕上がります。
縮毛矯正のヘアケア方法で男性も長持ちさせる
縮毛矯正をした髪はとっても乾燥しやすいからヘアケアが必要
乾燥するとパサパサになって髪のおさまりが悪くなって毛先がゴワゴワになります。
段階的にダメージがすすんでくるイメージ。
なので髪の乾燥をしっかりケアするのが大事。
そうすると縮毛矯正の頻度が抑えられます。
薬を使って無理やり真っすぐにしている縮毛矯正。
何もしないとパサパサになっちゃう髪なので、
まずヘアケアで大事なのが
- シャンプートリートメント
- ドライヤーで乾かす
- 流さないトリートメントで乾燥を防ぐ
この三段階でしっかりケアしましょう。
・シャンプートリートメント
縮毛矯正したらメンズでもシャンプートリートメントに気を使いましょう。
使用したいのはダメージケア用のシャンプートリートメント。
「皮脂汚れしっかり取れる男性専用シャンプー」
なんて一番ダメな相性。
カラーケアシャンプーや洗浄力弱めのシャンプーで優しく洗いましょう。
・ドライヤーで乾かす
縮毛矯正の髪でもバージン毛でも髪が塗れているときは無防備で痛みやすいタイミング。
塗れているときに寝ちゃったら枕との摩擦で髪が痛みます。
縮毛矯正をしていたらなおさらダメージが進みます。
なのでカンタンだけど毎日お風呂に入ったら髪を乾かしてください。
これだけでもだいぶダメージ回避が出来ます。
しっかり乾かせば寝癖もつきにくいのでメリット多め。
・流さないトリートメントで乾燥を防ぐ
しっかり乾かしたら最後は流さないトリートメントで表面をブロック。
流さないトリートメントで疑似キューティクルを作るように表面をコーティングして髪を守りましょう。
そうすると髪の乾燥が防げます。
特に冬は乾燥シーズンなので流さないトリートメントでヘアケアをすることで長持ちします。
おすすめ流さないトリートメントはオイル系
縮毛矯正をした髪にはオイル系トリートメントかミルク系トリートメントかで迷ったら
オイル系の流さないトリートメントを使いましょう。
サラサラな質感がオイル系のトリートメントと相性がよく髪の負担が軽減されます。
梅雨時期でも自然なボリュームダウンができ、朝のセットもカンタンになります。
ダメージが進んだ髪には
タオルドライ
↓
流さないトリートメント
↓
ドライヤー
↓
流さないトリートメント
と、
二回使うとより効果があります。
ゴワゴワなパサパサな髪にはこの二回使いがおすすめ。
そもそも縮毛矯正とは【初めてのメンズ必見】
縮毛矯正は専用の薬剤を使って髪のくせをまっすぐにする技術
アイロン作業を入れることで長持ちのするストレートな形状がキープされます。
一度縮毛矯正をかけた所は半永久的にまっすぐになるのでコスパのいい施術です。
アイロンは丁寧にスライスを取って熱を加えるのでストレートなサラサラな質感になります。
薬剤はアルカリが入っていることが多く、髪の形を変えるのでダメージが少なからずあります。
でも最近の縮毛矯正の薬は髪のダメージが少なく薬剤が浸透するようにコントロールされています。
昔の縮毛矯正と比べるとダメージはかなり抑えられています。
縮毛矯正とストレートパーマの違い
縮毛矯正とストレートパーマの違いは薬剤の強さとアイロン工程の有無です。
縮毛矯正はしっかりくせ毛をまっすぐにする技術に対してストレートパーマはウェーブのパーマを落とす技術です。
ストレートパーマではくせ毛や天然パーマはまっすぐにはなりません。
ウェーブのパーマを落とすぐらいの弱い薬なんです。
今は酸熱トリートメントなどでくせを弱くする場合もありますが、くせ毛に悩んでいる方は縮毛矯正があっていると思います。
縮毛矯正は一度かけた所は半永久的にまっすぐなのもストレートパーマとの大きな違いですね。
自宅でアイロン使ってくせを伸ばしているメンズはストレートパーマではくせは伸びないと思っていいと思います。
縮毛矯正のダメージが気になる方でも今はコスメ縮毛矯正や酸性ストレートパーマなどがありキューティクルを損傷しないで柔らかく自然な縮毛矯正がかけられるサロンが増えています。
縮毛矯正メンズで必要な長さ
メンズで縮毛矯正をかけたい方はご来店前に髪の長さを確認して下さい。
5センチ以上髪の長さがないと縮毛矯正はかけることが出来ません。
アイロンで正確にプレスすることが出来るのが5センチ以上なんです。
薬剤は5センチ未満でも塗布することは可能なのですが、アイロンで伸ばすことが難しいので5センチの長さがある方がいいのです。
長ければ長いほど美容師側からするとかけやすいく、縮毛矯正の持ちもよくなります。
髪の重さで根元から伸びてくるくせが引っ張られるからです。
といってもメンズではロン毛でも限度があると思うので5センチを一つの目安として美容院に行って縮毛矯正をかけましょう。
メンズでかける頻度
縮毛矯正をかける頻度は
- くせの強さ
- ヘアスタイル
- ダメージ
によって人それぞれ変わります。
3カ月~4か月が平均的な縮毛矯正の頻度です。
くせの弱い方は6か月でもヘアスタイルはキープできる方もいらっしゃいます。
なるべくならかけないで自然な髪質で過ごしたいけど、毎日ヘアアイロンで髪を痛めても結果やりにくくなっちゃうし…。
ボリュームが出て根元が膨らんでしまう強いくせ毛の人は3カ月4カ月で縮毛矯正をかけざるを得ない状態になります。
生え癖が強い場合も同じです。生え癖でスタイリング、セットがやりにくくなります。
季節によってもくせ毛や天然パーマの強さが変わります。
梅雨時期や夏の汗のかきやすい時期はくせが出やすくメンズでも頻度が高めになりますが、
秋や冬の湿度が低めの季節はくせが収まりやすくかける頻度は低めです。
なるべくならかけずに髪に負担をかけない方がやりやすいので頻度は美容師さんスタイリストさんと相談ですね。
縮毛矯正とカラーの相性
縮毛矯正とカラーの相性はあまりよくありません。
縮毛矯正の薬もカラーの薬もアルカリ剤が入っているので、キューティクルや髪の内部タンパク質を傷つけてしまうんです。
縮毛矯正のあとすぐにカラーをしないで下さいと美容師さんがいうのもそういうことです。
縮毛矯正後すぐにカラーをするとカラーの色味が淡く入ったり、逆に濃く入ったり髪に負担がかかっている状態です。
カラー後にすぐ縮毛矯正をするとカラーの色味が抜けてしまいます。
安定していない状態でのカラーや縮毛矯正はよくありません。
アルカリカラーだけでなくマニキュアなどは負担が少ないので縮毛矯正との相性がいいです。
白髪染めなどで定期的にカラーをしている髪は髪の体力が通常の髪より弱くなっているのでより繊細な技術が必要なんです。
グレーカラーは必須な技術とするとリタッチでダメージ最小限で縮毛矯正のアルカリの負担を軽くするのがベターです。
ブリーチをすると縮毛矯正はかけれないと思ってください。
ブリーチは見た目以上に髪がダメージしています。
薬剤の吸い込みも早く、技術者からすると難易度の高い技術です。(できない技術者もたくさんいます)
費用
メンズ縮毛矯正の費用は
- 全体・14000円
- 部分・4600円
- 学生・10000円(高校生まで)
となっております。
縮毛矯正の値段はサロンによって差があるのでご来店前に確認してくださいね。
ウェーブのパーマやカラーよりも料金が高いのが特徴です。
薬剤選定、技術ともに高い技術が求められるのが縮毛矯正です。
施術するスタイリストで仕上がりに差が出ます。
縮毛矯正メンズと女性の縮毛矯正との違い
部分をするのか
メンズ縮毛矯正とレディースの縮毛矯正の最大の違いはセクションで薬剤を塗る所、塗らない所を決めてデザインを作るか作らないかの違いです。
メンズは短めのスタイルが多いので、全体にかける場合とかけなくていい場合と結構分かれます。
マッシュでくせが少ない場合は顔周りだけの部分縮毛矯正でデザインが成り立つ場合が多いのです。
女性の場合は髪が長いので縮毛矯正の履歴含めて全体にかけないとまとまりやツヤが出ないのです。
なのでセクションで塗分け技術が多用されるのがメンズ縮毛矯正なんです。
スタイリストの技量で全体か部分か、縮毛矯正が必要か否かが決まるので経験豊富なスタイリストがおすすめです。
部分的な縮毛矯正の場合は全体のくせとのなじませも重要になってきます。
自然なストレートで仕上げないと全体のくせとのなじみが悪くそこだけ無駄にストレーで浮いちゃいます…。
部分縮毛矯正はメンズの場合
- 前髪縮毛矯正
- 襟足縮毛矯正
- 顔周り縮毛矯正
が圧倒的に多いです。
くせ毛もその部分が強い場合が多いのでメンズのセットはその部分が決まるとスタイルが決まりやすいです。
刈上げ部分はかけなくていい
ツーブロックや襟足の刈上げ部分はもともと短いのでかける必要がありません。
技術的にもかけることが出来ないので、短くする人は部分縮毛矯正で問題ありません。
全体でもナチュラルに薬剤選定がナチュラルより
男性縮毛矯正は女性と比べて髪が短いです。
なのでまっすぐなりすぎちゃうストレートはショートの髪型には合いません。
なのでメンズ縮毛矯正は薬剤選定が弱めのナチュラルよりの薬を使うことが多いです。
コスメ縮毛矯正などの化粧品登録の薬や酸性縮毛矯正などの髪に負担のかからない薬でより地毛に近い自然な真っすぐを目指します。
今は髪に負担をかけずにまっすぐにすることが出来る薬剤がたくさん出ています。
10年前のメンズ縮毛矯正のイメージとはかなり違います。
ストレートをかけたかかけてないかわからないぐらいの自然さです。
ストレートアイロンも普及して自宅でアイロンをかける男性も増えました。
自然な縮毛矯正でなければ、自宅で毎日アイロンで伸ばした方が納得いくのです。
特にメンズ縮毛矯正の毛先の処理が大切です。
毛先がピーンとまっすぐになりすぎるとなじみが悪いので毛先はよりPHとアルカリ度を落としてキューティクルに負担をかけないようにします。
内部還元をしすぎるのもまっすぐになりすぎるので表面還元の還元剤でゆるめがマストです。
カッパの他にもあるメンズの縮毛矯正の失敗例
メンズ縮毛矯正の失敗はペッたんこになりすぎる、シャッキーンってなっちゃうことが多い
メンズ縮毛矯正のぺったんこ問題は美容師さんの薬剤選定やアイロンワークでなることがほとんど。
くせが強くて必要以上に薬を強くしたりテンションをかけてアイロンをしたりするとまっすぐになりすぎちゃう失敗がおきます。
薬剤選定やアイロンワークはメンズ縮毛矯正独特の技術が必要です。
失敗が起きないようにメンズ縮毛矯正が得意なサロンでかけてもらうことがおすすめです。
市販のストレート剤でセルフ縮毛矯正は危険です。
メンズ縮毛矯正での失敗で一番危険なのは自宅でするセルフのストレートです。
ドラッグストアで販売している薬剤でするのは危ないです。
塗分けが出来ないと毛先のダメージがすすみパサつきや痛みがでて手触りが悪くなります。
アイロンもすると熱ダメージもすすみ、毛先がボロボロになりやすいです。
一度目はよかったのに、二回目のセルフは髪がボロボロになったなど聞きます。
美容師側からするとあまりおすすめできません。
髪は一度傷むと修復が難しいのでメンズのショートでもサロンでかけるのがベターです。
- 前髪縮毛矯正で失敗
- ブリーチハイライトで失敗
- 弱くてうねりが残って失敗
- 自宅でプロカリテセルフの失敗
- メンズボブで失敗
- チリチリになっちゃって失敗
- ベリーショート失敗
- パーマして失敗
いろいろな失敗があるけど結局は美容師さんとのカウンセリングがもっとも大事。
髪は一度ダメージを受けると修復出来ません。
なので髪のダメージを考えながら縮毛矯正をかけます。
失敗するのはちょっと無理して施術をした時。
ブリーチで痛んでるのに縮毛矯正をかけちゃったとか、
無理に自宅でセルフでプロカリテ買ってきてやってビビり毛になっちゃったりとか
まずは、自分の許容範囲を大きめにして、初回の縮毛矯正に望みましょう。
そのあとは実際生活してみてどうしたいこうしたいを次回美容院に行くときに言えるようにしておくこと。
それで大半の失敗は防げるし、大丈夫です。
メンズ縮毛矯正のメリットデメリット
メリット
- ヘアセットの時短
- ボリュームがおさまる
- 寝ぐせがつきにくい
男性で縮毛矯正をかけるメリットはあっとうてきなセットの楽さです。
くせ毛や天然パーマでセットがしにくい場合はくせが邪魔をしている場合が多いのです。
その癖を縮毛矯正の薬を使ってまっすぐにすることでスタイリングがやりやすくなります。
最近のメンズのヘアスタイルはシルエットを小さく、質感をキレイめに仕上げることが多いです。
なのでサラサラな髪の質感がやりやすいのです。
ボリュームがおさまる
縮毛矯正はボリュームがおさまります。
くせ毛のメンズは特に梅雨時期、汗をかく夏にボリュームが出やすいです。
そのボリュームも縮毛矯正で簡単におさえることが出来ます。
湿気があるとくせが強く出てまとまりが悪くなります。
また、表面の毛羽立ちやアホ毛などもかけるとまとまります。
部活や外仕事で汗をかいてしまう男性は特におすすめしたいです。
寝ぐせがつくにくい
縮毛矯正の寝ぐせがつきにくいのは男性、女性どちらともに言えます。
質感がサラサラで表面の質感がいいので乾かして寝れば寝ぐせはつきません。
髪の長さが長い方がより寝ぐせはつきにくいですが、ショートカットのヘアスタイルでもかける前と比べると圧倒的に楽になります。
ポイントは寝る前に髪をしっかり乾かすこと。
濡れた状態で寝ると寝ぐせがつきます。
デメリット
- 費用と施術時間
- くせが伸びてきた時の馴染みの悪さ
- 髪が傷む
メンズ縮毛矯正のデメリットはカット以外に縮毛矯正の料金がかかる所です。
縮毛矯正のメニューは美容院でも料金が高いメニューです。
メンズ縮毛矯正メニューをしているサロンもありますが、カットと同時に施術で一万円を超えるサロンも少なくありません。
時間もカットと同時でプラス2時間かかります。
縮毛矯正は工程が多く、しっかり髪のくせを伸ばすためゆっくり時間を置くところ、アイロンで一スライスずつ熱を入れる所など。
工程を省き時間を短縮するとストレートの持ちがよくありません。
なのである程度時間もかかるのです。
くせが伸びてきた時の馴染みの悪さ
地毛の髪が伸びてきた2か月以降の髪のまとまりが途端に悪くなります。
中間から毛先は自然な真っすぐな髪で、根元から自分の元の髪が生えてきます。
たいていくせ毛はボリュームが根元から出るのでシルエットが大きくなってきます。
馴染みが悪くなってきた4か月から6か月後にリタッチでかけるのが理想の頻度です。
髪の長さやくせの度合い、季節などで頻度が変わりますが、平均的に4か月ほどです。
髪が傷む
縮毛矯正は髪が痛みます。
かけたてはツヤが出て質感もよくなるので傷んだ感じはしませんが、実際は還元酸化作用、熱作用などで髪の体力は失われています。
数カ月単位で見ると毛先がパサついたり、手触りが悪くなったりするのはそのせいです。
適切なヘアケアを行うことで縮毛矯正が長持ちしていつまでもツヤツヤの質感でいられます。
メンズもヘアオイルからケアを始めましょう。
質感も選べるので重めのオイルから軽めのサラサラなオイル、ミルクタイプも相性がいいです。
痛むことにデメリットを感じるメンズも多いですが、男性の髪型はショートがほとんどです(12センチ未満)
なので髪の痛みを感じる前にカットで形を整えるのが圧倒的に多いです。
メンズ縮毛矯正で髪の痛みを気にするのはブリーチやハイトーンのカラーをした人、パーマをしていてその上からストレートにした人など、
限定的ですよ。
安心してください。