2022/08/08
シークレット パーマ、メンズの頼み方【ばれない】
シークレットパーマとは
シークレットパーマの意味を解説
シークレットパーマはゆるくかけたパーマの事。
乾かすと自然に馴染んでパーマをかけているかわからないぐらいの強さのパーマ。
意味はシークレット、本人以外パーマをかけているかわからないシークレット(秘密)のパーマです。
初めてかけるパーマはシークレットパーマがいいと言われるぐらいパーマをやってみたい方におすすめのパーマです。
高校生やビジネスマンでパーマがNGな方がシークレットパーマをかけている場合が多いです。
ビジネスマンのパーマ事情は昔よりゆるくなって、パーマオッケーな仕事も増えてきています。
シークレットパーマと普通のパーマの違い
仕事と普通のパーマの違いはほぼありません。
使う薬も一緒です。巻き方もほぼ同じ。
違うのは弱いか強いかの違いです。
なので
弱いメンズパーマ順に並べると
シークレットパーマ → ニュアンスパーマ → ツイストスパイラルパーマ → ツイストパーマ
という順になります。
かけるパーマ液は同じなのですが、かける方法や放置時間でパーマの強さをコントロールします。
詳しく話すと、使う薬剤はシスやシステアミンではなくチオグリコール酸でリッジをしっかり出すことでシークレットパーマでも持ちのいいパーマにすることが出来ます。
乾くとゆるくなるパーマの原理を活かす
シークレットパーマはなぜかけた事が隠せるのかはパーマの特性が関係しています。
パーマは全体的に濡れているときはウェーブが出ていて、乾くとウェーブがゆるくなります。
コールドパーマという部類のパーマ剤を使っている場合はほぼこの乾くとゆるくなる原理です。
なので乾いたときにゆるくなった時に自分の地毛ぐらいゆるくなるようなパーマをシークレットパーマと呼びます。
数値でざっくり表現すると
- 濡れているとき →100パーマ
- 乾かしたとき →60パーマ
ぐらいパーマ力が弱くなります。
強めパーマもこれぐらい弱くなるので、強めパーマの人は
- 濡れているとき →120パーマ
- 乾かしたとき →80パーマ
ぐらいに調整してかけたてを強めにするのがパーマ上級者です。
パーマの風呂上がりの濡れている時の質感と乾いた時の質感の差がわかってくるとパーマに慣れてきた証拠。
パーマかけて1週間すると感覚で慣れてくるので、実際パーマかけてみる方が早いです。
ということで実際かけてみました
実際にメンズシークレットパーマをかけてみた
ビフォーから
カットすると全体的にぺったんこの髪質です。
こんな髪質はワックスつけても長持ちがしません。
頑張って午前中、昼過ぎには重力に負けてペッたんこです。
うしろもサラサラの質感で後頭部のボリュームがありません。
いわゆる絶壁。
メンズでも後頭部に丸みがあると奥行きがあってシルエットにメリハリが付きます。
パーマを巻いた後
今回はボリュームの欲しいトップと後頭部にシークレットパーマをかけました。
前髪はおろすのでかけません。
襟足やサイド部分もボリュームはいらない所なのであえてパーマをかけずに地毛と馴染ませます。
前髪の長い部分とパーマのつなぎ目はピンパーマのゆるい質感で馴染ませます。
髪質や作りたい髪型などで巻き方は変わります。
今回の髪質はパーマとの段差が出来そうなのでピンパーマを使ってゆるめのゆるめを作ります。
ロッドを取った後
地毛の時より若干クリっとした感じが出ています。
シークレットパーマはこれぐらいのゆるいパーマなんです。
このゆるい感じをドライヤーで乾かすとほぼ地毛と馴染むぐらいカールは馴染んでいきます。
完全に乾かしたらワックスでボリュームを出していきます。
ワックスをつけるとパーマのカールが再形成されます。
ねらった部分のみのボリュームアップが出来るシークレットパーマの使い方はいろいろです。
今回はトップとつむじ周りの部分にシークレットパーマをかけました。
地毛と馴染ませる事で部分的なパーマが可能になるシークレットパーマ、髪型によってはパーマをかける部分を変えて好みの髪型を目指します。
メンズシークレットパーマの頼み方
シークレットパーマの頼み方はメリーフヘアーにご来店の方は
「シークレットパーマをかけたい」
で、スタイリストはわかります。
他のサロンはシークレットパーマがわからない所もあるので
「乾かしたときにパーマがバレないぐらい弱いパーマ」
と伝えてください。
シークレットパーマでわかるサロンとわからないサロンがあります。
ブログやメニューなどでシークレットパーマの表記がしてあるサロンがわかってくれる美容院だと思ってください。
メンズシークレットパーマに必要な髪の長さ
シークレットパーマに必要な髪の長さは5センチです。
5センチ以上、髪の長さがあればゆるめのパーマをかけることが出来ます。
髪が長いほど弱めのバレないパーマがかけれるので頑張って伸ばしてからパーマをかけるのがオススメです。
特にオススメなのが、アップバングやメンズショートからマッシュまでの短めのスタイルのシークレットパーマ。
トップのボリュームアップが重要になってくるスタイルは特にパーマで楽をするのがいいと思います。
細かく言えば、
同じ5センチの長さででも、質感が軽くなっている5センチと重めの5センチだと
重めの5センチがパーマかける側にとってやりやすい髪の状態になります。
たくさんセニングが入っている髪は毛先がダメージしやすくなります。
シークレットパーマのようなゆるめの質感を表現するにはベースの長さはもちろん大事ですが、重めで髪を伸ばすことをオススメします。
シークレットパーマのかけ方
シークレットパーマのかけ方は仕上がりの方向性に向かって平行にロッドを配置するのが基本形。
その他、ピンパーマなどを使ってボリュームから毛流れの移動があったりします。
後頭部などはオンベースで巻くことで簡単に奥行きのあるシルエットを作ることが出来ます。
配列はお客様によって変わります。
頭の形やつむじ、毛流れなどを計算してロッドを巻きます。
ハチ周りはボリュームが出ない方がいいのでロッドはダウンステムかピンパーマで巻くことが多いです。
仕上がりのシルエット、ボリューム感をイメージしながらパーマをしています。
細かいツイストスパイラルパーマと比べるとかなりゆるめの設定でロッドも太いのがわかります。
シークレットパーマのメリット
セットの持ちがいい
シークレットパーマはスタイリング剤でセットすると一日の持ちがめっちゃいいです。
サラサラな髪の男子、ぺったんこ男子は、この持ちの良さにびっくりします。
今までワックスでセットしてもすぐにボリュームダウンしちゃう髪型が、余裕で夕方まで持ちます。
サラサラな髪質もパーマをかけるとセットしやすい芯が出来る髪質になります。
ワックスをつけて髪のゴワつきをを利用するようにするとつけやすく長持ちします。
逆に
ワックスをつけないとシークレットパーマは意味がありません。
ただのノーセットでサラサラのままです。
オンオフで切り替えるのはいいですが、ワックスなしでボリュームキープは難しいですよ。
メリットはカスタムの良さ
シークレットパーマの良さはなんといっても欲しいところだけの部分パーマです。
全体パーマを無理にかけることなくセットが楽になるのが最大の良いところ。
オススメしたい部分パーマは
- トップのボリューム
- 後頭部のボリューム
- 前髪を上げるくせ
- 前髪を流すくせ
などなど。
スタイルによってかなり差がありますが、こちらからオススメする場合もあれば、お客様からの要望でする場合もあります。
そしてパーマと地毛が馴染むシークレットパーマだからこそ出来る部分パーマなんです。
もし強めパーマをトップだけにかけるのは馴染まないので変なんです。
気になる所だけのパーマで、慣れてきたら全体パーマや強めパーマに移行するなど変化が持たせやすいです。
メリットダメージが少ない
シークレットパーマはダメージが少ないのもメリットです。
髪の負担が少ないのでダメージを気にする男性にも気軽に楽しめるパーマになっています。
もともと弱めのパーマなので手触りや質感はほぼ地毛と変わりません。
なのでブローの時も違和感なくセットすることが出来るのです。
これが、いきなりツイストスパイラルパーマなどをすると、セット方法が今までとまったく変わってしまいます。
「今までと同じセットで簡単にしたい」
という方にオススメなのがシークレットパーマなんです。
すぐやめれる
すぐにフェードアウト出来るのもシークレットパーマの良さです。
シークレットパーマはもし気に入らなかったら1か月後カットすればパーマはなくなります。
普通のパーマはカットしても毛先にパーマが残ってしまいパサついた感じが残ります。
それがこのパーマにはないんです。
シークレットパーマのデメリット
持ちが悪い
シークレットパーマの最大のデメリットは持ちの悪さ
1.5ヶ月すればパーマが落ちちゃいます。
弱いパーマなので良く言えば馴染む、悪く言えばとれちゃう。
その特性を活かして、
イベント直前にシークレットパーマをかける人もいます。
結婚式前、卒業式前、入学式前など。
あとに残らないのでいつもパーマをかけてないけれどイベントだけ一日スタイリングを持たせたいなんて人におすすめ。
シークレットパーマの持ちは1ヵ月半
シークレットパーマの持ちはだいたい1ヵ月半です。
持続しにくいことがメリットでもありデメリットでもあるんです。
シークレットパーマをかけてから次のカットではほぼとれていると考えて間違いないです。
パーマ自体の持ちを考えるのであれば、シークレットパーマより強めのニュアンスパーマなどをかけて長持ちさせる方がコスパがいいですね。
誰にも気づかれない
パーマかけたのに誰にも気づかれません。
ヘアスタイルを変えずにシークレットパーマをかけたら誰もわかりません。
しっかりした変化を求めて、リアクションを楽しみたい人はシークレットパーマはおすすめしません。
わかるのは自分だけ。
セットが楽に、セットの持ちがよくなる、自己満で終わる。でもそれがシークレットパーマ。
シークレットパーマをオススメしたい人
シークレットパーマをオススメしたい人
- 直毛
- ペッたんこ
- ツーブロックで浮いちゃう
シークレットパーマをオススメしたい人の髪質は直毛でぺったんこになりやすい人
セットしてもまとまりにくい直毛の人は、ぜひシークレットパーマでまとまりのある毛先を体験してください。
ツンツンしてセットが決まらない、はねちゃう人は毛先のカールを作って自然な毛流れを手に入れましょう。
ぺったんこもパーマの力でボリュームアップできます。
ワックスとの相性がとてもいいのでマットワックスで根元からスタイリングすると帰宅時までぺったんこになりにくいです。
ツーブロックで浮いちゃう髪質の人もシークレットパーマを使うとセットが簡単になります。
外にはねちゃうのは生え癖もありますが、髪質がストレートの人が多いです。
その真っすぐな質感をちょっとカール形成してあげるだけで顔の輪郭に合うシルエットになるんです。
ベースは直毛の人全員にすすめたいぐらいのシークレットパーマまじいいですよ。
シークレットパーマでばれない高校生。失敗なし
高校生の校則はシークレットパーマでも大丈夫?
シークレットパーマは学生でもかけれます。
ばれないぐらいのゆるいパーマなので先生でもわかりません。
もし分かる先生がいるなら元美容師の教員でしょうね。
でも注意が必要で、学校に登校するときはノーセット、ワックスなしで通わないとバレるかも。
シークレットパーマはノーセットだと地毛と馴染むのでバレないのですが、ツヤ系のワックスやジェルをつけるとパーマが強調されるので危ないです。
もし心配ならまず冬休みや夏休みなどの長期休みに試しにパーマをかけるのがいいです。
シークレットパーマをバレないする方法メンズ
シークレットパーマをバレなくさせる方法は
- ノーセットワックスなし
- ブローするときヘアオイル
- 朝濡らして乾かす
ノーセットワックスなしがベスト
シークレットパーマを目立たせなくするのはノーセットで乾かしただけがパーマが目立たない方法。
濡れているときやワックスをつけているとパーマ感が出やすいので、その逆。
しっかりドライして水分を飛ばすとパーマ感が出ません。
なのでラフにブローして乾かしておくのが理想です。
パーマ感をなくすにはブローするときにヘアオイル
よりパーマ感をなくすには乾かす前にヘアオイルをつけます。
ヘアオイルをつけるとサラサラな質感になりパーマ感がよりストレートな質感になります。
地毛に馴染むので高校生など絶対にバレたくない場合はヘアオイル必須です。
ヘアオイルは髪が濡れているときにつけてドライヤーで乾かすと、ヘアオイルのツヤ感も出ません。
目立たないパーマにすることが出来るのはヘアオイルが絶対おすすめです。
汗をかくと髪が濡れるのでパーマっぽさが出てきます。
けっこう汗をかく部活やスポーツなどは注意かな…。
朝、寝ぐせ直しする
パーマかけると寝ぐせもパーマ感が出ます。
なので寝ぐせのままは危険です。
濡らして乾かすだけの寝ぐせ直しでも効果がありますので実践しましょう。
夜しっかり髪を乾かして寝ると、寝ぐせはつきにくいので髪を乾かす習慣が大切です。
個人的にはパーマは寝ぐせがつきやすいので寝ぐせ直しは必須かなと思います。
ただパーマをかけることでもメリットがとても多いのでパーマかける人が多いのだと思います。
シークレットパーマはどんな髪型でも
シークレットパーマはどんな髪型でもかけることが出来ます。
- メンズマッシュ
- ショート
- センターパート
- ウルフ
- ツーブロック
どんな髪型でもワンカールのパーマはかけることが出来ます。
それより髪の長さが足りない方がきついのでちょっと伸ばして長めの髪でご来店が理想ですね。
メンズマッシュとシークレットパーマはトップと後頭部
マッシュのパーマの配置はトップからフロントと後頭部の丸み意識でロッドオン。
サイドはボリュームを出しすぎると顔が大きく見えてしまうので敢えて巻かずに地毛を活かします。
マッシュとシークレットパーマは相性がとてもいいのでおすすめしたい組み合わせ。
メンズショートとシークレットパーマはトップから前髪
メンズショートは猫っ毛の人には必須のオプション。
アップバングはロッドをバックに巻いて前髪が一日キープできるように。
ショートネープや刈上げはパーマを巻く必要がないので巻かずにパーマのシルエットを意識して刈上げ角度を調整します。
センターパートとシークレットパーマはセンターラインの毛流れを
ニュアンスパーマでもいいセンターパートはシークレットパーマぐらいだとちょっと弱いかも。
直毛の男性はシークレットパーマでも弱めでいいかも。
センター分けはS字パーマの方が毛流れを作りやすいのでオススメはニュアンスパーマ。
初めてのパーマの場合はシークレットパーマぐらい弱めでチャレンジしてもいいかも。
ビジネスマン、サラリーマンも
ビジネスマンやサラリーマンなどはシークレットパーマがフィットします。
強すぎるパーマはスーツと相性が悪く、カジュアルに見えがちです。
ゆるめのシークレットパーマで先方に不快な印象を与えることなく毎日のスタイリングも簡単になる。
最大のメリットです。
パーマの強さの上限は会社によって違うのでまずはシークレットパーマで様子を見る方が多いです。
上司や先輩でパーマをかけている部署はかけやすいと聞きます。
誰もパーマをかけていないような会社だと浮いちゃってもめんどくさいですもんね。
新社会人の方もまずはシークレットパーマで印象良く出社するのもおすすめですよ。
初パーマは自分の髪とパーマとの相性を調べるのにもってこいです。
シークレットパーマの値段
シークレットパーマはいくらか?
シークレットパーマの料金は
- 全体シークレットパーマ 5000円
- 部分シークレットパーマ 4100円
部分的なシークレットパーマをかける人も多いので4100円〜5000円と考えていただけるといいです。
カットは別なので
メンズカット+シークレットパーマ(新規) 9700円
メンズカット+シークレットパーマ部分(新規) 8800円
基本カットは同時にするのでカット込みの料金です。
部分的なシークレットパーマはカウンセリングが必須なので、
まずは
やりたい髪型を教えてください。
スタイリストが部分的でいいのか、全体をするのがベターなのか判断します。
もちろん料金も含めてご相談しますのでよろしくお願いします。